油絵をたくさん描いていると
だんだんとキャンバスがかさばってくるし
何よりももったいないと感じませんか?
そんなときは油絵のキャンバスを再利用する方法があります。
私もキャンバスを再利用するときにはこの三つの方法を使って
キャンバスを使っています。
今回は油絵やアクリル絵具で一度使ってしまったキャンバスを
再び使えるようにする方法を三つ紹介したいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
キャンバスの裏を使う
まず一つ目は油絵のキャンバスの裏を使う方法です。
通称「裏キャン」と言われています。
表に油絵を描いていると思いますが、裏返してみると
布目がむき出しの裏が見えますよね。
その裏面を使います。
使い方としてはキャンバスを木枠から剥がして
再び張りなおすという方法です。
その後、目止めや下地材を塗って再利用することができます。
他にもキャンバスの裏を使うことで、吸収性の下地を作ったり
オリジナルの下地を作ることができるので、
下地にこだわりたいときにこの方法を使います。
キャンバス張替えの時には
タックス(キャンバス釘)、くぎ抜き、ハンマー、キャンバス張り器などの道具が必要です。
キャンバスに下地材を塗る・油絵具を塗る
キャンバスを張りなおすのが面倒だ!
表の作品はもういらない!
という方は二つ目のキャンバスの表面に下地材(ジェッソ)を塗るという方法もあります。
この方法は一番お手軽でおすすめする方法です。
もし油絵が厚塗りでごつごつしている場合は、
やすりである程度削り落として平らにしてから下地材(ジェッソ)を塗りましょう。
よく下地材(ジェッソ)と言えばホルベイン社のアクリルジェッソがありますが、
あれは油絵具の上に乗せるのはNGになるので
油性のジェッソを使うようにしましょう。
油性のジェッソには
マツダ油絵具社製「マツダキャンゾール」や
ホルベイン社製「クイックベース」があります。
アクリル絵具の場合は、ホルベイン社のアクリルジェッソはそのまま使えるのでそれを使うようにしましょう。
もしジェッソがない場合、油絵具の白を塗るという方法があります。
白いキャンバスにしたい場合、
白い油絵具であるシルバーホワイトかチタニウムホワイト
を使用すると良いでしょう。
ホルベイン社製の「ファンデーションホワイト」などがあります。
アクリル絵具の場合は白色のアクリル絵具を使うと良いです。
私の場合、練習用の作品や、
大きな展覧会で50号や100号などの大型キャンバス
を再利用するときにはこの方法を使います。
ジェッソがよくわからない!
という方は下の記事を参考にしてください。
ストリッパーで除去する
最後の方法ストリッパーで除去するという方法があります。
ストリッパーとは油絵具を溶かすことのできる溶剤のことで
キャンバスに描いた作品を溶かして再び真っ白なキャンバスに
戻すという方法です。
ストリッパーは肌に着くと炎症を起こしてしまうことがあり
危険ですので、使い方には注意してください。
まとめ
あぶら絵具やアクリル絵具で使ったキャンバスを再利用する方法として
①キャンバスを裏返して再利用する
②下地材や油絵具を塗って再利用する
③ストリッパーで除去する
という方法があります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
他にも油絵に関する情報をのせているのでそちらもご覧ください。
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