フランシスコ・デ・スルバランという画家をご存じでしょうか。
そうそうこの作品が有名ですよね。
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だけどスルバランって
あまり知られていませんが
実は宗教画を数多く残している画家なんですね。
今回は、フランシスコ・デ・スルバランの
生涯と作品について紹介・解説していきます
フランシスコ・デ・スルバランの生涯
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フランシスコ・デ・スルバランは、
1598年11月7日にスペインの
フエンテ・デ・カントスで生まれました。
1614年から画家に師事し
1617年に結婚。
1628年には修道会の注文で聖人の絵の連作を描きます。
それ以降修道士や司祭、天使などの宗教的な人物を描きます。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/01/322px-Inmaculada_Zurbarán.jpg)
また、そのなかにも静物画や肖像画も描きました。
そのなかに冒頭で紹介した『壺のある静物』があります。
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生涯で700点以上の油彩画を描き、
当時最も有名な画家の一人となりました。
スペイン・バロック時代とは?
スペイン・バロック時代は、17世紀から18世紀初頭まで続きました。
この時期のスペイン美術は、
宗教改革反対運動とカトリック教会の影響によって
絵画の特徴が大きく変化しました。
バロック絵画の特徴は、大胆で劇的な構図、鮮やかな色彩、
そしてダイナミックな明暗対比です。
まるで劇場の照明を当てているようです。
フランシスコ・デ・スルバランも
バロック芸術の巨匠であり、その特徴がみてとれます。
バロック期の他の画家ではフアン・サンチェス・コタンや
イタリアではカラヴァッジョなどの画家がいますね。
スルバランの代表的な絵画作品
そんな彼の代表的な作品を紹介します。
聖トマス・アクィナスの神格化
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この作品は空の前に立つ修道士(聖トマス・アクィナス)を描いた絵画作品です。
一番上にいる鳩はキリスト教において
神様の使いや、暗に神様を表現しているとされています。
いわゆる象徴(シンボル)と言われるものですね。
聖セラピウスの殉教
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聖セラピウスの死の瞬間をとらえた作品で、
中央に一人の人物(聖セラピウス)を配し、
バロック独特の光と陰の使い方が見事です。
布の質感もよく表現されています。
聖ウーゴと食卓の奇跡
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この絵は、聖ウーゴの奇跡を描いた作品です。
スポットライトを背景に立つ2人の修道士の姿が強調されています。
恐らくこの絵でこちらに視線を向けているのが、
聖ウーゴかなと
考えられます。
東方三博士の礼拝
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幼子イエスとマリアの前に跪く三博士の姿が印象的な作品です。
この絵画は、その複雑なディテールと印象的な照明で知られています。
布地の立体感まで描かれています。
神の仔羊
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シンプルな構図に強いスポットライトが
仔羊に当たり、神聖な雰囲気を醸し出しています。
この作品の仔羊は、イエス・キリストを表現していると考えられます。
まとめ
フランシスコ・デ・スルバランは、
スペイン・バロック時代の才能ある画家です。
バロック様式の宗教画で知られ、
その作品は何世紀にもわたって賞賛されました。
代表作に『聖トマス・アクィナスの神化』、
『聖セラピオンの殉教』、
『聖ウーゴと食卓の奇跡』、
『東方博士の三礼拝』、
『神の仔羊』などがあります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも油絵で有名な画家を紹介しているので
良ければそちらもご覧ください。
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