『お豆腐たちの卒業旅行』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは。

画家の岩下幸円(イワシタコウエン)です

今回はびじゅチューン!『お豆腐たちの卒業旅行』のモデル(元ネタ)を紹介します。

それではよろしくお願いします。

『お豆腐たちの卒業旅行』のモデル

タイトル豆腐
作者高橋由一
制作年1876年
材料/技法油彩
寸法縦32.5cm×横45.3cm
所蔵金刀比羅宮博物館

『お豆腐たちの卒業旅行』の元ネタ・モデルは高橋由一作『豆腐』です。

1876年に制作され、

現在は金刀比羅宮博物館に所蔵されています。

高橋由一ってどんな人?

プロフィール

「豆腐」の作者である高橋由一は日本の元祖油彩画家と言われています。

この当時、日本は油彩画の画材や技法などはほとんど存在していませんでした。

しかし、なぜ由一は油彩画を描くことができたのでしょうか。

恩師:ワーグマン

高橋由一は横浜に住んでいました。

その時ちょうどイギリス人チャールズ・ワーグマンも横浜に住んでいました。

ワーグマンは油絵の技法を使ってリアルな絵を描いていました。

そんな油絵の作品に衝撃を受けた由一は彼から油彩画を学びました。

高橋由一の他の作品

高橋由一の作品はこの『豆腐』の他にも

『鮭』や、『花魁』などが有名です。

『鮭』はびじゅチューン!『鮭ミラーボール』の

モデルになっています。

この作品もとても有名ですよね。

『豆腐』を鑑賞してみる

『お豆腐たちの卒業旅行』の

モデル・元ネタである

『豆腐』は揚げた豆腐(油揚げ)、焼いた豆腐、

そしてそのままの豆腐がリアルに描かれている作品です。

焼豆腐の焦げ目なんて焼いたぞってわかるくらいリアルですよね。

また、まな板の濡れた感じや、傷なんかがよりリアルです。

由一が油絵の技法を巧みに使用していたころが分かります。

『お豆腐たちの卒業旅行』の登場人物・作品

真面目な豆腐、

ラフな焼豆腐、

甘え上手な油揚げが卒業旅行へ。

まな板3DKの2年間のシェアハウス生活があと30日で終わる。

三人はお気に入りのCDをプレイリストに

車で金毘羅山(こんぴらさん)へ旅行に。

金毘羅山をガンガン登る豆腐についていけず

油揚げ、焼豆腐はカフェで待つことにしました。

数年後、

大人になった豆腐たち

前と環境が変わっても

タイミングが重なり

また金毘羅山(こんぴらさん)へ旅行へ。

登場人物2:1あゆみ

油揚げの部屋に梅あゆみのポスターが飾られています。

梅あゆみのCDも登場しました。

梅あゆみはびじゅチューン!『紅白梅図屏風グラフ』

で初登場しました。

登場人物2:鮭

『鮭ミラーボール』に登場する

鮭がCD『鮭だって光りたい』で登場しています。

登場作品:花魁

高橋由一作『花魁』が焼豆腐の部屋に飾られています。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は『豆腐』の作者『高橋由一』だと考えられます。

卒業するときに被る帽子をかぶっているのがなんかいいですね。

最後パット投げる感じか可愛いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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