『転校生ミス・ブランチ』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『転校生ミス・ブランチ』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『転校生ミス・ブランチ』のモデル

作品名ミス・ブランチ
作者倉俣史朗
製作年元和初年(1615年)頃か
素材・技法アクリル樹脂、造花のバラ、アルミ
大きさ不明
所蔵富山県美術館

『転校生ミス・ブランチ』の元ネタ・モデルは

デザイナーの倉俣史朗(くらまたしろう)がデザインした椅子

ミス・ブランチです。

素材はアクリル樹脂に造花のバラ、

椅子の脚はアルミで作られています。

軽やかな印象の作品ですが

重量が70キロあり、持ち上げるのに

大人二人の力が必要です。

印象とは裏腹にヘビーなイスなんですね。

倉俣史朗って誰?

倉俣史朗は日本を代表するインテリアデザイナーの一人

60年代初めから90年代にかけて活躍した

世界的にも有名なデザイナーです。

ミス・ブランチの他

「硝子の椅子」、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」、

「ビギン・ザ・ビギン」など数多くの名作椅子を残しています。

ミス・ブランチ

ミス・ブランチは1988年。

東京で開催されたデザインイベントで発表されました。

その展覧会のテーマは「欲望」。

そのテーマを倉俣氏が解釈し、

完成したのがこの「ミス・ブランチ」です。

名前の由来

ミス・ブランチは

アメリカの劇作家テネシー・ウィリアムズ作の

戯曲『欲望という名の電車』

登場する女性「ブランチ・デュポワ」が名前の由来です。

この『欲望という名の電車』は

1947年にブロードウェイで公演されました。

ミス・ブランチの製造数

ミス・ブランチは展覧会のために一脚作られました。

しかし全て手作業でつくられたため高額になってしまい、製造はされませんでした。

倉俣氏の死後、56脚(享年と同じ数)だけ作らました。

さらにその後18脚が作られました。

下の動画ではミス・ブランチをともに制作した方のインタビューが録画されています。

『転校生ミス・ブランチ』の登場人物

ボッティチェッリ高校に通う女子高生

ビーナス委員長、さゆり、さーちゃんが登場しています。

ヴィーナス委員長

ヴィーナス委員長は

びじゅチューン!『委員長はビーナス』で

初登場したキャラクターです。

びじゅチューン!『プリマヴェーラに家庭訪問』では

彼女の生活の様子も垣間見えます。

さーちゃん

さーちゃんは

びじゅチューン!『転校しないで五弦琵琶』

サグラダ・編みリア』で

マフラーを貰っていましたね。

さゆり

さゆりは

びじゅチューン!『睡蓮ノート

で登場したり

デンタルクリニック死の島

で歯の治療をするなど、多数出演しています。

びじゅチューン!『プロポーズはラスコーの洞窟』では

プロポーズもされていましたね。

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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