『バベルの塔にカフェOPEN』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『バベルの塔にカフェOPEN』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『バベルの塔にカフェOPEN』のモデル

タイトルバベルの塔
作者ピーテル・ブリューゲル
制作年1563年
材料/技法パネル、油彩
寸法114cm×155cm
所蔵美術史美術館、ウィーン

『バベルの塔にカフェOPEN』の元ネタ・モデルは

[su_highlight background=”#fbf808″]ピーテル・ブリューゲル作『バベルの塔』[/su_highlight]です。

現在はウィーンにある美術史美術館に所蔵されています。

ピーテル・ブリューゲルって誰?

『バベルの塔』の作者である

ピーテル・ブリューゲルは

16世紀を代表するオランダの画家です。

『バベルの塔』の他にも

『農民の踊り』や

『子供の遊戯』

『雪中の狩人』などが

有名ですね。

『雪中の狩人』は

びじゅチューン!の元ネタにもなっています。

『バベルの塔』には何が描かれているの?

『バベルの塔にカフェOPEN』のモデル・元ネタである『バベルの塔』は

バベルの塔という大きな塔が描かれています。

ではこの塔は一体何なのでしょうか。

バベルの塔と物語

バベルの塔はキリスト教では旧約聖書と呼ばれる

聖書に記載されている伝説の塔です。

ある時、栄華を極めた人間たちが天にまで届く巨大な塔を築こうとします。

「俺たちがバラバラにならず後世にも名前を残そう!」

と意気込んだわけですね。

それがバベルの塔(とその街)でした。

しかしその行いが神様の怒りに触れます。

「創造主(俺)を越えようとするなんで、あいつ調子乗ってんな」(セリフは妄想です)

(人間が神に到達する、または越えようとしていることは、傲慢(ごうまん)であると考えたわけです。)

「よし、こうしてやるわ。」

神様は人間が使っている言葉をバラバラにして、意思疎通ができないようにしてしまいます。

さらに、あらゆる土地に人を散らしてしまいます。

人々は塔(とその街)の建設ができず、やめてしまいます。

このような物語があるのがこのバベルの塔です。

『バベルの塔』を鑑賞しよう

バベルの塔の最大の魅力は何といっても描きこまれたたくさんの人々です。

王様と部下

例えば画面左下。

この街の王様でしょうか。

部下「王様。こちらはバベルの塔を建設している大工たちでございます。」

王「うむ、建設ごくろう。」

大工「ははあ、王様ご謁見大変恐縮でございます。」

というようなセリフが聞こえてきます。

バベルの塔で働く人たち

バベルの塔の周りを見てみると働く人たちもたくさんいます。

例えば、大きな岩を上へ持ち上げている人々。

石を削っている人々。

漆喰?を塗っている人々。

少し疲れたのか、昼寝をしている人々

などたくさんの労働者がいます。

『バベルの塔にカフェOPEN』の登場人物

バベルの塔にもしカフェをオープンしたらどうなるんだろう。

きっと大繁盛に違いない。

二人の姉妹はバベルにカフェをオープンします。

やってみたらやっぱり大繁盛。

しかしこれからって時に神様がプンプン。

言葉をバラバラにされてしまいます。

だけどお腹がすくので、

バベルの塔のお客さんたちは

カフェに押しかけます。

言葉が通じなくてもスマイル営業。

愚か者のランチタイムを

カフェの二人は守ります。

二人の姉妹

『潜入捜査inムーランドラギャレット』

した二人の姉妹(シスターズ)。

洛中洛外シスターズ』で初登場しています。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は『バベルの塔』作者の

ピーテル・ブリューゲルがモデルだと考えられます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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