『老猿は主役じゃなくても』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『老猿は主役じゃなくても』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『老猿は主役じゃなくても』のモデル

タイトル老猿(ろうえん)
作者高村光雲(たかむらこううん)
制作年1893年
材料/技法木造
寸法高さ108.5cm
所蔵東京国立博物館

『老猿は主役じゃなくても』の元ネタ・モデルは

[su_highlight background=”#fbf808″]高村光雲作『老猿』[/su_highlight]です。

現在は国宝に指定されており

東京国立博物館に所蔵されています。

東京国立博物館(トーハク)と言えば

風神雷神図屛風も有名ですよね。

高村光雲て誰?

高村光雲は明治時代に活躍した彫刻家で、

仏師(仏像を彫る職人)である高村東雲の弟子となります。

その後洋風彫刻の写実的な表現を取り入れて

リアルな作品を作り上げます。

その中の1つがこの『老猿』です。

「老猿」は不平等条約撤廃や文明国として

国の威信をかけてシカゴ万国博覧会に出品されます。

『老猿』はどんなシーンを彫っているの?

『老猿は主役じゃなくても』のモデル・元ネタである『老猿』は

大鷲と格闘した後に気迫に満ちた猿の姿を彫刻したと言われています。

老猿の目は右斜め上をにらんで左手には数本の大鷲の羽をつかんでいます。

右手は岩をしっかりとつかんでいます。

この作品はトチの大木を丸ごと使って彫っています。

しかも材料を求めて栃木の山奥を歩き回り、

モデルも浅草奥山の猿茶屋で買っていた猿を借りてきたと言われています。

あのリアルな表現は実物を見たからこそですね。

『老猿は主役じゃなくても』の登場人物

白雪姫の小人C役の「老猿」は

目力すごすぎて主役級。

桃太郎の猿役をしたときも

筋骨たくましくて鬼より強そうです。

主役じゃなくても

目立ちすぎる老猿。

羽毛布団のCMでもインパクトが強すぎて

SNSで話題に。

脇役事務所も方向性を検討しています。

電車内のキャラクター

『地元が快楽の園』で登場した

女性(まりえ)とその恋人の男性。

『小面の休日』で登場した若い女性がいます。

CMをテレビで見ていた人たち

再配達には金印を』で登場した

まや。

龍虎旅館』の

宿泊客。

通勤フロム山水長巻

のまりえ

などがいました。

SNSのアイコン

SNSのアイコンとつぶやきには見たことのあるキャラクターが登場しています。

『転校しないで五弦琵琶』で

登場するさーちゃん。

便利だわブロードウェイブギウギ』の

りかっち。

鮭ミラーボール』の

くま。

写楽式洗顔』の

写楽。

竜田川にフタをする』の

ドジョウ

『アルルの訳あり物件』の

不動産屋の社員さんなどが並んでいます。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は『老猿』の作者

高村光雲さんですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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