みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『ツイスト出産』のモデルを紹介したいと思います。
ツイストしている人や音楽隊を詳しく解説していきます。
それではよろしくお願いします。
『ツイスト出産』の元ネタ・モデル
タイトル | 摩耶夫人及び天人像 (まやぶにんおよびてんにんぞう) |
作者 | 不詳 |
制作年 | 7世紀奈良時代 |
材料/技法 | 銅製鋳造鍍金 |
寸法 | 高さ(摩耶夫人)16.5cm (天人)各11.5~13.0cm |
所蔵 | 東京国立博物館 |
『ツイスト出産』のモデルは『摩耶夫人及び天人像』です。
この作品はルンビニーの園で無憂樹(ムユウジュ)の花と枝を折ろうとすると釈迦が腋(わき)から誕生したという仏教の一場面を表現したものです。
ルンビニーの園、ムユウジュなどいろいろな単語が出てきましたね。
それぞれを釈迦出産までの物語と共に紹介していきます。
釈迦出産
摩耶夫人(まやぶにん)
摩耶夫人は釈迦のお母さんです。
シャカ国と呼ばれる国の王女様です。
『ツイスト出産』では、「ひーひーふー」とブッダを産もうとしていましたね。
摩耶夫人像では右脇から釈迦、右手は無優樹(ムユウジュ)の枝を折ろうとしています。
足を踏ん張り、左手が衣を巻き込みながら、力いっぱい握っているのは、出産のために力んでいるのではないかと考えられます。
ルンビニーの園と無優樹
摩耶夫人はお産のために実家に帰る途中、ルンビニーの園で休憩をしました。
ルンビニーの園は現在のネパールの南部にある小さな村の広場のことです。
そこでムユウジュの花と枝を取ろうとしたとき、右脇から釈迦が誕生しました。
ムユウジュはインドを代表する樹木のことで、乙女の恋をかなえたり、出産・誕生・結婚に関わる幸運の木と言われています。
『ツイスト出産』では背景のオレンジ色のポンポンとして表現されていましたね。
釈迦
右脇から生まれた釈迦はすぐにたって、七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指しながら
「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と言い放ったと言います。
摩耶夫人像の右腋にくっついている釈迦は合掌をしています。
天人たち
帝釈天や梵天が釈迦の誕生を祝って、良い香りの水を釈迦に持ってきました。
その水で釈迦の体を洗います。
天人像が右手に瓶を持っていますが、それにいい香りの水が入っていると考えられます。
帝釈天は阿修羅と戦ったことでも有名ですね。
『ツイスト出産』のモデル・まとめ
『ツイスト出産』のモデル(元ネタ)は『摩耶夫人及び天人像』です。
摩耶夫人が釈迦を右腋から出産し、天人たちがそれを祝う様子が制作されています。
『ツイスト出産』の登場人物・小ネタ
登場人物
『ツイスト出産』では摩耶夫人・釈迦・天人たちが登場しました。
右下の歌詞係の人
右下の人は特定できませんでした。また後々仏教関連で探してみます・・・
ブログを拝見てくださった方からの情報で摩耶夫人の姉妹である「マハー・プラジャーパティー」だそうです。
情報提供してくださった方ありがとうございます。
関連動画
『ツイスト出産』の元ネタ・モデルを井上涼さんが見学しに行った動画が見られます。
歌詞係をやっている人はわかりました。
『ツイスト出産』の歌詞係の人は摩耶夫人の姉妹である「マハー・プラジャーパティー」です。
以後、お見知り置きを。
コメントありがとうございます。
そうなのですね!なかなか見つからず、とても困っていたので助かりました。早速修正させていただきますね。重ねてお礼申し上げます。