びじゅチューン!『小面の休日』の元ネタ『小面』を解説

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岩下幸円(イワシタコウエン)
愛知県在住の芸術家。 独学で絵を学びたい人に役に立つ情報をシェアしています。 色彩検定2級を取得。 小学校教諭一種免許を取得。 寝ている生物(特に猫)が好きです。

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『小面の休日』のモデル『小面』を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『小面の休日』のモデル・元ネタ

タイトル小面
作者庸久(やすひさ)
制作年江戸時代()
材料/技法木彫
寸法不詳
所蔵観世宗家

『小面の休日』のモデルは『小面』です。

この小面は能楽をする際、顔につける女性の能面(お面)のことです。

『小面の休日』では観世宗家が所蔵する庸久が制作した「小面」がモデルです。

別名『箱入り娘』と呼ばれています。

能面は○○種類

能面は能楽と言う日本の伝統文化の1つです。

海外でいうところのオペラ。

現代的なところで言うと演劇です。

演技をする際にはその物語のキャラクターになりきる必要があり、それぞれのキャラクターの顔が「能面」と言う形で表現されています。

能面の種類って何種類あるかご存知ですか?

実は250種類あると言われています。(基本形は60種類)

その中でも有名どころの面を紹介したいと思います。

小面

小面の「小」は、可愛いや、若くて美しいという意味から、主に若い女性の役を演じるときに用いられます。

般若面

般若は、女性の嫉妬や恨み、復讐心を表現した面と言われています。

実はこの般若はその恨みのレベルによって名前が変化していきます。

生成→中成(般若)→本成(真蛇)

と般若は本成(真蛇)までの途中過程です。

本成(真蛇)になると人間の形を超え、蛇のようになっています。

鬼面

人の力や知恵では理解することのできない力を「鬼」と呼び、それを表現したのがこの鬼面です。

他にも天狗などもあります。

『小面の休日』の登場人物・小ネタ

谷くん

『姫路城と初デート』で姫路城とデートをしている谷くんが登場します。

スマホをニコニコしているので、きっと姫路城と連絡を取り合っていることでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

右下の歌詞係

引用元:名張市役所

右下の歌詞係は名張市にある観阿弥の像がモチーフなのではないかと考えられます。

ほかにもびじゅチューン!に関する記事を掲載しています。

よろしければそちらもご覧ください。

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