みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『海の幸のチューン』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『海の幸のチューン』のモデル
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/04/1280px-A_Gift_of_the_Sea_by_Aoki_Shigeru-1024x388.jpg)
タイトル | 海の幸 |
作者 | 青木繁(あおきしげる) |
制作年 | 1904年 |
材料/技法 | 油彩キャンバス |
寸法 | 70.2cm×182.0cm |
所蔵 | アーティゾン美術館 |
『海の幸のチューン』の元ネタ・モデルは
[su_highlight background=”#fbf808″]青木繁作『海の幸』[/su_highlight]です。現在はアーティゾン美術館に所蔵されています。
日本の重要文化財に指定されています。
青木繁って誰?
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/04/aokisigeru.jpg)
青木繁は明治期の日本を代表する
ロマン主義(傾向)の画家です。
『海の幸』は青木繁の代表作とされており、
他にも『自画像』や
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/04/Self-portrait_by_Aoki_Shigeru_Geidai_Museum.jpg)
『太平時代』などの作品があります。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/04/640px-Aoki_Shigeru_-_The_Tempyo_Era_-_Google_Art_Project.jpg)
28歳の若さで亡くなった画家です。
『海の幸』には何が描かれているの?
『海の幸のチューン』のモデル・元ネタである『海の幸』は
10人の男性たちが3匹のサメを担いで、
砂浜を右から左へと行進している姿を描いたものです。
近衛が描かれたのは青木繁22歳のとき。
東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業後
友人の画家(坂本繁二郎、森田恒友、福田たね)と
一緒に千葉県のある海岸に写生旅行へ行きました。
その時に滞在した漁村で描かれたのがこの『海の幸』です。
この作品は坂本が漁を終えた様子を青木に伝えたところ、
その翌日から青木が描きはじめていたそうです。
このエピソードから青木の想像力と創造力の高さがうかがえます。
鮫を担いで行進している人々は無表情で、
その中の一人がこちらに視線を投げかけています。
『海の幸のチューン』の登場人物
浜辺を見てみると楽譜が歩いています。
うっすら見える横線が五線譜。
漁師たちはリズムを刻んで、
サメは和音を表現しています。
モリはクレッシェンドのように、画面の左から右にかけて移り変わっています。
男女二人がスネアドラムとアコーディオンで楽譜を演奏してみます。
楽譜の中の男が何か言いたげです。
だけど次の瞬間、楽譜は消えます。
二人の男女
女性は『真珠の耳飾りのくノ一』で
登場したくノ一。
でも登場しています。
男性は『ひとよだけ巡査』
で犯人捜しをしていたりしている刑事さんです。
右下の歌詞係
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2023/04/aokisigeru.jpg)
『海の幸のチューン』の右下の歌詞係は
『海の幸』の作者である青木繁です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
『海の幸のチューン』放送情報・データ
放送局:NHKEテレ(教育テレビ)
初回放送日:2021年10月26日
作者:井上 涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)
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