『検証・モネの筆』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『『検証・モネの筆』』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『検証・モネの筆』のモデル

タイトル印象・日の出
(いんしょう・ひので)
作者クロード・モネ
(クロード・モネ)
制作年1872年
材料/技法キャンバスに油彩
寸法高さ63㎝×横48cm
所蔵マルモッタン美術館

『『検証・モネの筆』』の元ネタ・モデルはクロード・モネ作『印象・日の出』です。

クロード・モネをちょっと紹介

クロード・モネは印象派を代表する画家のひとりです。

もともと絵が上手かったようで、人物のカルカチュア(その人物を皮肉ったり、寓意したり、面白おかしく表現した絵)を描いて販売するほどでした。

18歳ごろに風景画家に油絵を教えられ、後の印象派のメンバーたちと知り合い、

「印象派」と言う絵の流派を築き上げていきました。

『検証・モネの筆』では右下のテロップをくるくるしていましたね。

キャンバスに油彩絵具で日の出と船、海が描かれており

日の入りの良ような日の出のような幻想的な風景が描かれています。

『印象・日の出』のエピソード

彼は何度も何度も絵をサロン・ド・パリ(サロン)に出展しましたが、

落選(展覧会で展示もされないこと)が何度も続き、ひどい目に合っていました。

1874年には、独自で開いた展覧会を開き、『印象・日の出』が出品されます。

この作品を見た当時の美術評論家は悪意を込めて「これは印象にしか過ぎない、印象主義の展覧会」と批評しました。

当時の美術的感性に印象派は合わなかったんですね。

後の彼の発言が、「印象派」と呼ばれる由来になったのは皮肉なものです。

ではそんな『印象・日の出』を詳しく見ていきましょう。

『印象・日の出』には何が描かれているの?

『検証・モネの筆』のモデルである『印象・日の出』では、船、太陽、水の風景が描かれています。

手前からおくへ、だんだんと風景に溶け込むように、三つの船が見えます。

これは空気遠近法と言う空間を描くための技法が用いられています。

ゆったりと船をこぐ情景が頭で想像できます。

太陽

画面で、最も目立つ太陽は、周りのぼやっとした印象とは違い、はっきりと描かれています。

やはりタイトルが『日の出』ですから、太陽を最も目立たせたかったのではないでしょうか。

水の風景

水は筆の後がしっかりと残る様に

『検証・モネの筆』ではこれは僕が私がとどの筆が描いたか揉めていましたね。

このように筆跡がしっかり残っているのも印象派の特徴で、筆触分割と呼ばれています。

筆跡一つ一つをみると、混ぜずにそのまま色をのせていることが分かります。

画家のサイン

『検証・モネの筆』の登場人物

筆たちが多く登場したこの『検証・モネの筆』。

誰がどこを担当したのか、いまいち覚えていなくて、みんなもめにもめていました。

石橋レポーター

『検証・モネの筆』ではキャラクターが絞られて登場しましたね。

続いては、信貴山の石橋さ~ん」で中継を受けたどローカルレポートした石橋さんが

今度はスタジオでお送りしています。

筆たち

筆たちがたくさんいますね。

一番最初に登場した場面で左から、

  • ペインティングナイフ
  • 平筆
  • 丸筆
  • ライナー筆
  • フィルバート筆
  • フィルバート筆(小)
  • ファン筆
  • 刷毛

かなと予想できます。左から二番目の平筆の癒し系の顔が個人的に好きですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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