みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『真珠の耳飾りのくノ一』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『真珠の耳飾りのくノ一』のモデル
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/335px-Johannes_Vermeer_1632-1675_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_1665-2.jpg)
タイトル | 真珠の耳飾りの少女 |
作者 | ヨハネス・フェルメール |
制作年 | 1665年 |
材料/技法 | キャンバスに油彩 |
寸法 | 44.5cm×39cm |
所蔵 | マウリッツハイス美術館 |
『真珠の耳飾りのくノ一』の元ネタ・モデルは作者名作『真珠の耳飾りの少女』です。
作者はオランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールです。
『牛乳を注ぐ女』でも有名ですね。
現在はマウリッツハイツ美術館に所蔵されています。
『真珠の耳飾りの少女』のモデルは誰?
この少女のモデルはたくさんの説があり、
フェルメールの娘マーリアという説。
彼の妻や恋人、もしくは架空の存在として
描かれたのではないかと考えられています。
ではそんな少女を詳しく鑑賞していきましょう。
『真珠の耳飾りの少女』を鑑賞する
『真珠の耳飾りの少女』は赤、青、黄色が
見事に調和した作品です。
唇
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/kutibiru.jpg)
画面の中で唯一の赤である唇です。
上唇の輪郭はややぼけていて、若々しい印象が出ます。
また唇に白色のハイライトがあるため、
唇のうるうるとした感じがよく出ていますね。
無表情にも、また笑っているような表情をしており
「オランダのモナ・リザ」と呼ばれるのも納得です。
真珠の耳飾り
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/sinzyu.jpg)
大粒の真珠のイヤリングです。
このイヤリングには輪郭線がなく
光の反射とハイライトだけで描かれています。
これだけで真珠と分かるのが
フェルメールの技量の高さがうかがえます。
ターバン
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/ta-ban-1024x800.jpg)
この画面の中で最も目立つ青いターバンです。
後ろの黄色が青色を引き立たせています。
(黄色は青色の補色のため、お互いを引き立たせます。)
この青は当時貴重なラピスラズリ
と呼ばれる宝石からできた青色の油絵具で
大変高価なものです。
ターバンはオランダにはない
トルコやアジアの文化です。
どうしてターバンかというと、
当時のヨーロッパがトルコへの関心と同時に異国へのあこがれが
強くなってきた時代であったと考えられます。
日本だと海外ブランドをありがたがる。
そんな感じなのでしょうか。
『真珠の耳飾りのくノ一』の登場人物
真珠の耳飾りのくノ一
真珠の耳飾りのくノ一はここで主演をつとめましたね。
他にも『ヘルスチェックインザヘル』では彼女は地獄病院で検診を受けています。
とげとげの刑事
髪型がとげとげした刑事さんです。
『ひとよだけ巡査』でもひとよだけ巡査と一緒に捜査していましたね。
右下の歌詞係
右下の歌詞係は『真珠の耳飾りの少女』の作者であるフェルメールがモデルだと考えられます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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