『真珠の耳飾りのくノ一』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『真珠の耳飾りのくノ一』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『真珠の耳飾りのくノ一』のモデル

タイトル真珠の耳飾りの少女
作者ヨハネス・フェルメール
制作年1665年
材料/技法キャンバスに油彩
寸法44.5cm×39cm
所蔵マウリッツハイス美術館

『真珠の耳飾りのくノ一』の元ネタ・モデルは作者名作『真珠の耳飾りの少女』です。

作者はオランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールです。

牛乳を注ぐ女』でも有名ですね。

現在はマウリッツハイツ美術館に所蔵されています。

『真珠の耳飾りの少女』のモデルは誰?

この少女のモデルはたくさんの説があり、

フェルメールの娘マーリアという説。

彼の妻や恋人、もしくは架空の存在として

描かれたのではないかと考えられています。

ではそんな少女を詳しく鑑賞していきましょう。

『真珠の耳飾りの少女』を鑑賞する

『真珠の耳飾りの少女』は赤、青、黄色が

見事に調和した作品です。

画面の中で唯一の赤である唇です。

上唇の輪郭はややぼけていて、若々しい印象が出ます。

また唇に白色のハイライトがあるため、

唇のうるうるとした感じがよく出ていますね。

無表情にも、また笑っているような表情をしており

「オランダのモナ・リザ」と呼ばれるのも納得です。

真珠の耳飾り

大粒の真珠のイヤリングです。

このイヤリングには輪郭線がなく

光の反射とハイライトだけで描かれています。

これだけで真珠と分かるのが

フェルメールの技量の高さがうかがえます。

ターバン

この画面の中で最も目立つ青いターバンです。

後ろの黄色が青色を引き立たせています。

(黄色は青色の補色のため、お互いを引き立たせます。)

この青は当時貴重なラピスラズリ

と呼ばれる宝石からできた青色の油絵具で

大変高価なものです。

ターバンはオランダにはない

トルコやアジアの文化です。

どうしてターバンかというと、

当時のヨーロッパがトルコへの関心と同時に異国へのあこがれが

強くなってきた時代であったと考えられます。

日本だと海外ブランドをありがたがる。

そんな感じなのでしょうか。

『真珠の耳飾りのくノ一』の登場人物

真珠の耳飾りのくノ一

真珠の耳飾りのくノ一はここで主演をつとめましたね。

他にも『ヘルスチェックインザヘル』では彼女は地獄病院で検診を受けています。

とげとげの刑事

髪型がとげとげした刑事さんです。

『ひとよだけ巡査』でもひとよだけ巡査と一緒に捜査していましたね。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は『真珠の耳飾りの少女』の作者であるフェルメールがモデルだと考えられます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です