『スパイゴッデス』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『スパイゴッデス』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『スパイゴッデス』のモデル

タイトルミロのヴィーナス
作者不明
制作年紀元前130年~100年頃
材料/技法大理石彫刻
寸法203cm
所蔵ルーヴル美術館

『スパイゴッデス』の元ネタ・モデルは

[su_highlight background=”#fbf808″]『ミロのヴィーナス』[/su_highlight]です。

「ミロ」とはギリシャにあるミロス島から

このヴィーナス像が発見されたため

これにちなんでつけられています。

現在はパリのルーヴル美術館に所蔵されています。

SAMSUNG CAMERA PICTURES

ルーヴル美術館と言えば

レオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナリザ』、

『サモトラケのニケ』

なども所蔵されており有名ですね。

『ミロのヴィーナス』のヴィーナスって何?

『スパイゴッデス』のモデル・元ネタである

『ミロのヴィーナス』のヴィーナスとは

ギリシャ神話における女神アプロディーテとされています。

アプロディーテは愛と美の女神を司る神様で

ギリシャ神話の主要な12柱の神様(オリュンポス12柱)のうちの1柱です。

愛と美の他にも性を司るため、

性=豊穣=春という具合に

豊穣と春の女神様と言う面もあります。

アプロディーテと言えば

男性器にまとわりついた泡から誕生したり、

女神同士の争いで戦争に発展させたり

いろいろとエピソードがある女神です。

『ミロのヴィーナス』は20代の胸、30代のウエスト、40代~50代の女性のヒップをモデルに作り上げられているという説もあり、

当時の最も美しいと感じる女性のボディを表現したのではないかと考えられています。

美の女神ヴィーナスにふさわしいプロモーションなのでしょう。

『ミロのヴィーナス』左:正面 真ん中:側面 右:背面

『スパイゴッデス』の登場人物

びじゅチューン!『スパイゴッデス』では

スパイとその相棒ミロのヴィーナスが

ミロス島に侵入します。

ガードマンの見張りは彫刻の擬態でクリア、

扉は荷物の搬入を装って侵入し、

赤外線の網もS字カーブですり抜けます。

データベース潜入に成功したスパイとヴィーナスは

データベースに入っているミロのビーナスの正体を抜き出そうとします。

しかしパスワードの入力に失敗してしまい、ガードマンたちに囲まれてしまいます。

スパイとヴィーナスは台座に仕込まれた

ロケットで脱出します。

右下の歌詞係

びじゅチューン!『スパイゴッデス』の右下の歌詞係は

エーゲ海のミロス島でミロのヴィーナスを買い上げたフランス海軍提督

ジュール・デュモン・デュルヴィルが元ネタだと考えられます。

ちなみにゴッデス(Goddess)は英語で女神という意味なので、

恐らくミロのヴィーナスが女神のためこのゴッデスが使われているのかなと考えられます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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