40匹目『池鯉鮒』→『きりゃう』
池鯉鮒(ちりゅう)の猫は『きりゃう』。
きりゃう(器量)のいい猫がすらっと立っています。
41匹目『鳴海』→『かるミ』
鳴海(なるみ)の猫は『かるミ』。
かるみ(軽身)の猫がかごから飛び出しています。
42匹目『宮』→『おや』
宮(みや)の猫は『おや』
親「おや」のまわりに子猫がいます。
子猫がかまってほしそうにおやのまわりにまとわりついています。
可愛いですね。
43匹目『桑名』→『くふな』
桑名(くわな)の猫は『くふな』。
餌を目の前に「食うな」と言われて我慢している猫がいます。
ぐぬぬぬぬと猫が我慢しています。
44匹目『四日市』→『よったぶち』
四日市(よっかいち)の猫は『よったぶち』。
ブチ猫が寄って寄っています。
45匹目『石薬師』→『いちやアつき』
石薬師(いしやくし)の猫は『いちやアつき』。
猫たちがいちゃついています。
46匹目『庄野』→『かふの』
庄野(しょうの)の猫は『かふの』。
赤の布と鈴をつけて「かうの」と子供が親にねだっていそうです。
47匹目『亀山』→『ばけあま』
亀山(かめやま)は『ばけあま』。
三毛猫は「化け」て「尼(あま:女性の仏教徒)」になろうとしています。
48匹目『関』→『かき』
関(せき)の猫は『かき』。
「牡蠣(かき)」を食べている猫が描かれています。
ちらっとみえるふぐりが可愛いです。
49匹目『阪之下』→『あかのした』
坂之下(さかのした)の猫は『あかのした』。
「あかの舌」を出してぺろぺろしています。
何かおいしいものを食べたんですかね。
50匹目『土山』→『ぶちじゃま』
土山(つちやま)の猫は『ぶちじゃま』。
仲よくしている二人の間を「ぶち」が「邪魔(じゃま)」してきています。
一緒に仲良くしたそうです。
51匹目『水口』→『ミなぶち』
水口(みなくち)の猫は『ミなぶち』
体中が「みんな(みな)ぶち」の猫が描かれています。
一度会ってみたい猫です。
52匹目『石部』→『ミじめ』
石部(いしべ)の猫は『ミじめ』。
痩せこけてしまい「みじめ」な猫になっています。
あばらの感じがリアルで助けたくなります。
53匹目『草津』→『こたつ』
草津(くさつ)の猫は『こたつ』。
そのまま「こたつ」の上で眠りこけている猫を描いています。
46匹目の「かうの」と似ているので、飼い猫になった物語ができていそうです。
54匹目『大津』→『じゃうず』
大津(おおつ)の猫は『じゃうず』。
猫が上手(じょうず・じゃうず)にネズミを放り投げています。
55匹目『京』→『ぎゃう』
いよいよ最後です!京都へやってきました。
京(きょう)の猫は『ぎゃう』。
ネズミを捕まえている猫が描かれています。
珍しい縞模様の猫が出ましたね。
29匹目の猫「ねつき」とはちょっと色の違う猫です。
まとめ
長い旅でしたね。53匹の猫、いかがだったでしょうか。
こうやって見てみるとブチ猫が多い印象の作品でした。
言葉遊びににブチ猫が使いやすいのかもしれませんね。
まだ、猫づくしがあります。
53匹の猫を見てもまだ猫成分が足りない人へ
ちょっと毛色を変えた猫を見たい人はしたの記事をどうぞ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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