猫の絵画で有名な画家。美女と猫を描いたゴットワードの作品

気だるげな美女と猫を描いた有名な画家「ジョン・ウィリアム・ゴッドワード」を紹介したいと思います。

気だるげで妖艶な美女を描いた彼ですが、猫も描きました。

有名だけど、マニアックな画家。

そんな彼の生涯と作品を見ていきましょう。

それではよろしくお願いします。

ジョン・ウィリアム・ゴッドワード

彼は1863年、イギリスのウィンブルドンに誕生しました。

父親は保険会社に勤めていました。

イギリスの新古典主義の画家とされ

豊かな色彩と古典的な構図で人気を博しました。

新古典主義

新古典主義は、とにかく装飾が多かったバロック様式やロココ様式に反発するようにできた絵画の流れです。

バロックやロココ以前にあったのギリシャ美術こそが本物だ。

と考えられて、洗練された写実的な絵柄が特徴的な流派です。

彼の作品の多くは、大理石と、

古代ローマやギリシャの衣装をまとった

けだるそうな美女を描き、人気となります。

1887年からロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会に出品するようになります。

1904年から1919年の間、イタリアに滞在したとされています。

その間にローマで絵画のモデルとなる女性と一緒に暮らしたりしています。

この構図、色彩を見るとすぐにゴッドワードだとわかります。

彼の晩年は、キュビズムや表現主義、未来派など

たくさんの主義が生まれたモダンアートに押され

人気は低迷。

「世界は自分とピカソがいるには狭すぎる」

という遺言を残して自殺しました。

自殺した彼を家族は不名誉なことだとして

写真や資料などは破棄されています。

彼についての資料がほとんどないのはこれが原因なんですね。

そんな彼の残された作品を見ていきましょう。

猫と美女の絵画作品

ゴットワードの作品の中で猫が登場する作品を一つ紹介したいと思います。

無為(むい)

猫と美女、そして大理石。

ゴットワードの定番と言える絵画作品です。

大理石の硬そうな質感。

気だるそうな美女。

はまさにゴットワードだと感じます。

猫のふわふわとした質感。

猫の種類は茶トラですかね。

クジャクの羽に夢中になっている猫の様子が

よく表現されています。

まとめ

猫と美女を描いた有名な画家ジョン・ウィリアム・ゴッドワード

はイギリスの新古典主義の画家です。

大理石と気だるげな美女、そしてふわふわの猫が特徴です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも猫がいる作品、まだまだあります。

ぜひそちらもご覧ください。

イチオシは「猫のアダム」の猫たちです。

げきかわです。