みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
猫の絵で有名な女流画家としてヘンリエッタと言う画家をご存知でしょうか。
猫好きな人の中でも知る人ぞ知る女性画家ですが、
彼女の生涯とその絵画作品を紹介しようと思います。
それではよろしくお願いします。
猫の絵で有名な画家ヘンリエッタ
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/ronner_knip_web.jpg)
本名はヘンリエッタ・ロナー=クニップ。
彼女は1821年、オランダの画家の家系に生まれます。
父親はローマ賞という素晴らしい賞を取った
風景画家ですが、後に視力を失います。
そんな父親の厳しい教育を受けて画家になりました。
16歳のころからドイツやオランダの美術展に出展しています。
まさに絵を描くために生まれたような人です。
父親の影響で、風景画の中に動物を描くようになります。
40代頃になると「犬の画家」として評価を得るようになります。
その時にはベルギーの女王をはじめ、多くの貴族たちが
彼女の絵を発注していました。
売れっ子作家だったわけですね。
しかし次第に猫を描くようになりました。
女性ならではの愛くるしい猫たちを描いた彼女の作品を見ていきましょう。
ヘンリエッタの猫の絵画たち
興味
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/549px-Henriette_Ronner-Knip_Curiosity.jpg)
白い猫が飛んでいる虫に興味をひかれています。
毛のふわふわ感もそうですが、
猫の表情がいいですね。
虫に視線を合わせていて、若干中央寄りになっている感じ。
集中している感じがよく出ています。
今にも手を出しそうな感じがしますね。
個人的にはちょっと猫の爪が出ているところが好きです。
宝石好き
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/640px-Henriette_Ronner-Knip-Fond_of_Jewellery.jpg)
この作品は子猫たちのいたずら心が良く表現されている絵画作品です。
ハチワレの猫がイタズラっぽい顔でこちらをみているシーンなんて
かわいらしくありませんか?
ペンダントの鎖でちょいちょいと遊んでいるところや
母猫が優しく見守っているような顔もいいですね。
猫とは別に布の金の織り目まで描いているところなんて
ヘンリエッタの観察力が見て取れます。
かくれんぼ
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/640px-Henriëtte_Ronner-Knip_-_Hide_and_seek.jpg)
お次の猫の絵画作品『かくれんぼ』。
子猫たちがかくれんぼをしていますね。
絨毯に隠れていた猫をみつけた!というシーン。
そして、絵画の後ろに隠れている子猫。
この子を見つけるのは一体どの子猫でしょうね。
子猫がよじ登るシーンを見ると
あ~ヘンリエッタさんよくわかってらっしゃる。
とうなってしまいます。
母の威厳
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/10/640px-Henriëtte_Ronner-Knip_-_Mothers_Pride.jpg)
これまた猫づくしな作品。
『母の威厳』では椅子に寝転んでいる母猫が
女王様のように君臨しています。
子猫たちを見守るような監視するような
そんな表情が見て取れます。
まとめ
猫の絵画作品で有名な女性画家ヘンリエッタ・ロナー=クニップは
オランダの画家の家系に生まれました。
彼女は父親の厳しい指導の下、10代から絵を描き、
40代になると、犬の画家として貴族たちから愛されました。
そのご、猫の絵を描くようになりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ほかにも猫と美術を絡めた作品を数多く紹介しています。
このポスターみたいな黒猫の絵、一度は見たことありませんか?
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/08/1200px-Steinlein-chatnoir-725x1024.jpg)
どうして黒猫が描かれているのか、ご存知でしょうか。
答えは下の記事で紹介しています。
とにかくかわいい猫が見たいんだ!
という猫マニアの方にイチオシなのは
「猫のアダム」と呼ばれたこの画家の作品がおすすめです。
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