みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回は猫と虎で有名な実力派の日本人画家「大橋 翠石」
を紹介・解説したいと思います。
ブログで「絵画に描かれた猫の隠された寓意」の記事を
書いたときに、ブログを見てくださった方から
私は猫を描いたら素晴らしい作家として大橋翠石を上げますがここでは出されていません。一度翠石の子猫の絵を見てみてください
というコメントを頂きました。
大橋翠石・・・?誰だろう。
と恥ずかしながら知りませんでした。
早速Googleで調べてみると
ほお!これはすごい!
ネコも虎もすごい!
こりゃたまらん!
ブログで皆さんとシェアしたい!
と思い、この記事を書きました。
情報を提供してくださった
水野元且様ありがとうございます。
それでは猫で有名な日本人画家「大橋翠石」
と彼の作品を紹介します。
よろしくお願いします。
猫で有名な日本人画家「大橋翠石」
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/Ōhashi_Suiseki_-_19121224.jpg)
大橋翠石(おおはしすいせき)は明治中期から昭和前期にかけて
日本で活躍した日本の画家です。
出身地は美濃国安八郡大垣町内
(現在の岐阜県大垣市新町2丁目)です。
親族にも兄の大橋万峰(おおはしまんぽう)や
娘婿で弟子の大橋翠峰(おおはしすいほう)などの画家がいます。
芸術一家なんですね。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/403px-Oohashi_manpo_01_210_177.jpg)
彼の得意分野はネコ。
ネコといっても彼の本領はネコ科の「虎」を描くときに
その技量が発揮されます。
彼の生涯をつづった濱田篤三郎作『千里一走』では
「円山応挙ハ虎皮ヲ写シ、岸駒は虎頭ヲ写ス、
翠石ノ斯ノ画ニ於ケル、遥ニ、二者ニ超越シテ、
全身ノ活現毫モ間然スル所ナシ、
ソノ手法ノ非凡ナル、
古人亦遠ク逮ハス」
『千里一走』
とある人が言ったと書かれています。
現代語訳すると
円山応挙は虎の皮を描き、岸駒は虎の頭を描いた。
翠石はこの絵で、二人を遥かに超越し
全身を生き生きと描き、細かい毛も完璧に描いた。
その技量は優れており、
昔の優れた人もまた(翠石には)遠く及ばない
と驚き絶賛されています。
円山応挙も岸駒も有名な日本人の画家です。
そんな彼は1900年にフランスで開かれたパリ万国博覧会でも
絶賛され優等金牌(今でいう金メダル)を手にしました。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/640px-Vue_panoramique_de_lexposition_universelle_de_1900.jpg)
実際「虎の翠石」と言われるくらい虎を描きました。
そんな彼の猫の作品と、
虎の作品を見ていきましょう。
大橋翠石の絵画作品
もともと彼は動物好きで猫を描いていました。
その猫が見事なので知人から虎の絵も描くとよいのでは
と勧められ虎の絵を描くようになったそうです。
まとめ
他にも猫の絵や猫で有名な画家を紹介しています。
イチオシは「猫のアダム」の猫たちです。
彼の描く子猫はもう天使のようです。
竹内栖鳳の猫は美しく神秘的です。
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