中編20匹~39匹目の猫を見ていきましょう。
20匹目『府中』→『むちう』
府中(ふちゅう)の猫は『むちう』。
猫がネズミに無我夢中(むが「むちう」)です。
21匹目『鞠子』→『はりこ』
鞠子(まりこ)の猫は『はりこ』。
張り子(和紙で張り付けて作った置物)の猫が描かれています。
張り子ですが可愛いです。
22匹目『岡部』→『あかげ』
岡部(おかべ)の猫は『あかげ』。
赤毛の猫が描かれています。
背中をこちらに向けて寝転がっています。
23匹目『藤枝』→『ぶちへた』
藤枝(ふじえだ)の猫は『ぶちへた』。
ぶちのある猫がネズミを捕まえようとしますが、捕まえ損ねています。
ネズミたちが「「ぶち」猫は捕まえるのが「へた」だ」とあざわたっています。
24匹目『島田』→『なまだ』
島田(しまだ)の猫は『なまだ』。
なまざかなだ!と猫が見ています。
25匹目『金谷』→『たまや』
金谷(かなや)の猫は『たまや』。
猫の名前は「たま」なのでしょう。
「たまや、たまや」と呼んでいる人たちが予想できます。
むっちり具合で愛されていることがうかがえます。
26匹目『日坂』→『くったか』
日坂(にっさか)の猫は『くったか』。
餌をくったかと、観ているこっちがききたくなる猫の様子が描かれていますね。
口の周りをなめている猫がかわいらしいです。
27匹目『掛川』→『ばけがを』
掛川(かけがわ)の猫は『ばけがを』。
お化けのようなかおの猫が描かれています。
いかくをしているのでしょうかね。
28匹目『袋井』→『ふくろい』
袋井(ふくろい)の猫は『ふくろい』。
袋に頭が入っている猫が描かれています。
猫の「ふくろい」り。
29匹目『見附』→『ねつき』
見附(みつけ)の猫は『ねつき』。
寝つきがいいのか、すやすや猫が寝ています。
座布団の上は心地よかったんですね。
30匹目『浜松』→『はなあつ』
浜松(はままつ)の猫は『はなあつ』。
はなをやけどしちゃった猫を描いています。
はながあついあつい。
31匹目『舞坂』→『だいたか』
舞阪(まいさか)の猫は『だいたか』。
子猫を抱いた母猫を描いています。
「母猫が子猫をだいたか」
と言うことが聞こえてきそうです。
32匹目『荒井』→『あらい』
荒井(あらい)の猫は『あらい』。
猫が頭を洗っています。
きれい好きな猫なんですね。
33匹目『白須賀』→『じゃらすか』
白須賀(しらすか)の猫は『じゃらすか』。
しっぽを振って子猫をじゃらしています。
34匹目『二川』→『あてがふ』
二川(ふたがわ)の猫は『あてがふ』。
親猫は子猫に乳をあてがい、母乳を吸わせています。
35匹目『吉田』→『おきた』
吉田(よしだ)の猫は『おきた』。
猫が今起きておしりおあげながらあくびをしています。
この仕草、良くしますよね。
36匹目『御油』→『こい』
御油(ごゆ)の猫は『こい』。
猫がこいこいと相手を誘っているようです。
おしりの臭いを嗅ごうとしているので、
もしからした、仲良しなのかもしれませんね。
37匹目『赤坂』→『あたまか』
赤坂(あかさか)の猫は『あたまか』。
これは魚のあたまか。と猫が言いたそうな感じがします。
でも食べちゃう猫、可愛いです。
38匹目『藤川』→『ぶちかご』
藤川(ふじかわ)の猫は『ぶちかご』。
「ぶち」猫が「かご」の中に入っています。
なんだか落ち着いていそうです。
39匹目『岡崎』→『おがさけ』
岡崎(おかざき)の猫は『おがさけ』
三毛猫の「おがさけ」ています。
おがさけた猫は化け猫になります。
ついに下巻です。いよいよ残すところ16匹です。
可愛い猫の様子が描かれていますよ。
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