『保健室に太陽の塔』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『保健室に太陽の塔』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『保健室に太陽の塔』のモデル

タイトル太陽の塔
作者 岡本太郎
制作年 1968年12月~1970年2月
材料/技法鉄筋コンクリート
寸法 高さ70m
所在地大阪府 

『保健室に太陽の塔』の元ネタ・モデルは岡本太郎作『太陽の塔』です。

岡本太郎は昭和の日本を代表する芸術家で

「芸術は爆発だ」や

「何だ、これは!」

などの名フレーズで当時のテレビ番組を賑わせました。

太陽の塔は1970年に開催された日本万博博覧会(大阪万博)

のシンボルのひとつとして建造されました。

現在は万博記念公園にあります。

『太陽の塔』って何を表現してるの?

『保健室に太陽の塔』のモデル・元ネタである『太陽の塔』は

実は中にいろいろなものが展示されていることをご存知でしょうか。

今回は外側と、内側で『太陽の塔』を紹介しようと思います。

『太陽の塔』の外側

『太陽の塔』の外側は

高さ70m、直径は20m

そして腕の長さは約25メートルの

巨大な建築物です。

そしてこの建築物に三つの顔が付けられています。

一つ目の塔の正面上にある顔「黄金の顔」は未来を表現し

二つ目の正面の胴体部分にある顔「太陽の顔」は現在を表します。

そして三つ目。

三つ目は後ろの胴体部分に絵が描かれている顔「黒い太陽」は過去

を表現しています。

つまり、過去から未来を塔全体で表現しているわけですね。

また「黄金の顔」の目には光を放つ装置がついていたそうです。

キノセン投光器というキノセンガスに電気を流して

発光させるランプが設置されていました。

『太陽の塔』の内側

内部に関しては写真の著作権が不明でしたので、上の動画で確認してください。

外側では過去から未来の流れを表現していると解説しましたが

内側も同じように時間の流れを表現しています。

内側の中央には生命の樹と呼ばれる巨大なオブジェが設置されていました。

これは未来に向かて伸びていくエネルギーの象徴であり、

生命の力強さを表現しています。

また、生物学では生命の進化を樹木のような形で図解したもの

「系統樹」「進化の樹」と呼ばれるものを立体で表現しているとも言われています。

ヘッケルの系統樹

この「生命の樹」は原始の生命である単細胞生物から

人類が誕生するまでの流れを表現しており、

現生類時代、三葉虫時代、魚類時代、両生類時代、

爬虫類時代、ほ乳類時代

の時代を代表する生き物を模型によって表現しています。

当時は枝に292体の模型が取り付けられていたそうです。

また、内部を鑑賞するときには音楽が流れていたそうで

視覚芸術と聴覚芸術を融合した作品群であることがうかがえます。

今でいうところのインスタレーションアートと言えるでしょう。

『保健室に太陽の塔』の登場人物

ボッティチェッリ高校の保健室の先生「太陽の塔」は

生徒たちの相談役でもあります。

「何を選んでもそれは進化」、「保健室でいつも待っているから」

という頼もしいアドバイスをくれると

生徒の顔も晴れやかになります。

それをみた太陽の塔の顔がにっこりと微笑みます。

女子高生

平熱でうらめしや』でお雪と一緒に登校している

女性高性が主人公でした。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は第4の顔である「地底の太陽」が担当していました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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