『その天女、柄マニアにつき』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『その天女、柄マニアにつき』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『その天女、柄マニアにつき』のモデル

タイトル吉祥天女像
作者不明
制作年奈良時代(771年頃)
材料/技法麻布
寸法53×31.7cm
所蔵奈良・薬師寺

『その天女、柄マニアにつき』の元ネタ・モデルは『吉祥天女像』です。

正式名称は「薬師寺吉祥天女像」(やくしじきちじょうてんぞう)です。

現在は薬師寺に所蔵されており、国宝に指定されています。

吉祥天女って誰?

『その天女、柄マニアにつき』の

モデル・元ネタである『吉祥天女像』は

タイトルにある様に、

吉祥天女が描かれています。

吉祥天女は仏教の女神さまで

毘沙門天の妃(妻)とされています。

富や美、豊穣などの豊かさをもたらすとされています。

『吉祥天女像』を鑑賞する

彼女の顔は、光明皇后(天皇のお后)がモデルとされています。

頭は髷(まげ)をしていて、

豪華な髪飾りがあります。

左手には如意宝珠(にょいほうじゅ)

と呼ばれるものを持っています。

これは全ての願望が自分の意思に従って

叶えられるという珠(玉)のことです。

ドラゴンボールの上位互換のようなものですかね。

服装

服装には『その天女、柄マニアにつき』の歌で紹介したように

衣には花柄。

スカートにはストライプ。

前掛けはダイヤ柄。

ヒレ状の飾りが風にたなびいています。

歌の中では、ヒレ状の飾りがすごくヒラヒラしていましたね。

当時の豊かさは、沢山柄や布があること、

飾りがゴテゴテしているのが

豊かさの象徴なのではないかな

と想像できます。

『その天女、柄マニアにつき』の登場人物

びじゅチューン!『その天女、柄マニアにつき』では、

吉祥天女の柄好きをどうするのか、三体の仏像が話し合っていました。

この三体の仏様は薬師寺にある金堂本尊像がモデルだと考えられます。

薬師如来(やくしにょらい)、

日光菩薩(にっこうぼさつ)、

月光菩薩(げっこうぼさつ)

の三体で三尊像(さんそんぞう)です。

無地が好きな三体が吉祥天女に翻弄されています。

ホワイトボードで進行役を務めたのは

法相宗の祖である慈恩大師(じおんたいし)です。

吉祥天女

本作の主演吉祥天女です。

吉祥天女は『特急三日月宗近』で

一瞬ですが、旅行しているところが写っています。

『おりがみのよりとも』でも登場しているので、気になる方はチェックしてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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