キャンバスサイズ一覧表。布の素材やオススメの大きさも紹介

みなさんこんにちは、岩下幸圓です。

画材屋さんで、油絵やアクリル様にキャンバスやパネルが販売されていますが、一体何センチなのだろうと思ったことはありませんか。

油絵のキャンバスサイズがわからない。

油絵を描いてみようとするけど、どんなサイズがのかわオススメなのかわからない。

そもキャンバスってどんな布の素材でできているのかわからない。

そんなあなたにオススメの記事です。

そこで今回は、油絵やアクリル、水彩などで使えるキャンバスやパネルのサイズを紹介したいと思います。

キャンバスを買うときの注意点もあるので、ご一読くださいね。

それではお願いします。

キャンバスのサイズ

キャンバスのサイズはF,P,M,Sの4つの種類があります。

F,P,M,Sの意味ついてはキャンバスサイズ一覧の下で解説しています。

また、号という単位が上がるとキャンバスの大きさがだんだん大きくなる仕組みになっています。

厚みは小さい号のキャンバスだと18mm、12号を超えてくると22ミリ、30号あたりから30ミリになります。

(メーカーによって厚みは異なります。)

したに500号までのサイズを㎜(ミリメートル)で表しています。

Fサイズ

号数サイズ(mm)
0号180×140
1号220×160
SM227×158
2号240×190
3号273×220
4号333×242
6号410×318
8号455×380
10号530×455
12号606×500
15号652×530
20号727×606
25号803×652
30号910×727
40号1,000×803
50号1,167×910
60号1,303×970
80号1,455×1,120
100号1,620×1,303
120号1,940×1,303
130号1,940×1,620
150号2,273×1,818
200号2,590×1,940
300号2,910×2,182
500号3,333×2,485

Pサイズ

号数 サイズ(ミリ)
1号220×140
2号240×160
3号273×190
4号333×220
6号410×273
8号455×333
10号530×410
12号606×455
15号652×500
20号727×530
25号803×606
30号910×652
40号1,000×727
50号1,167×803
60号1,303×894
80号1,455×970
100号1,620×1,120
120号1,940×1,120
150号2,273×1,620
200号2,590×1,818
300号2,910×1,970
500号3,333×2,182

Mサイズ

号数サイズ(mm)
1号220×120
2号240×140
3号273×160
4号333×190
6号410×242
8号455×273
10号530×333
12号606×410
15号652×455
20号727×500
25号803×530
30号910×606
40号1,000×652
50号1,167×727
60号1,303×803
80号1,455×894
100号1,620×970
120号1,940×970
150号2,273×1,455
200号2,590×1,620
300号2,910×1,818
500号3,333×1,970

Sサイズ

号数サイズ:横mm×縦mm
1号220×220
2号240×240
3号273×273
4号333×333
6号410×410
8号455×455
10号530×530
12号606×606
15号652×652
20号727×727
25号803×803
30号910×910
40号1,000×1,000
50号1,167×1,167
60号1,303×1,303
80号1,455×1,455
100号1,620×1,620
120号1,940×1,940
150号2,273×2,273
200号2,590×2,590
300号2,910×2,910
500号3,333×3,333

キャンバスのFサイズ、Pサイズ、Mサイズ、Sサイズって何?

油絵のキャンバスのサイズはある一定の比率で種類が分かれています。

Mサイズ

油絵のキャンバスのMサイズは縦と横の比率が黄金比とされています。

つまり、横:縦=1:(およそ)1.1618

の比率でキャンバスができています。

比率と例の画像を挿入

MはMarineの略称で海の景色(海景)を描くのに向いているとされているからです。

スタイリッシュな縦長の長方形キャンバスですね。

Fサイズ

FサイズはMサイズを二分割した規格です。

Fは英語のFigure、つまり人物を描くのに向ているキャンバスという意味から来ています。

安定感のある長方形のキャンバスです。

Pサイズ

ちょうど、A4とかB3などの規格と同じ比率の規格です。

比率にすると

横:縦=1:(およそ)1.414

です。

P は英語のPaysage、つまり風景を意味しています。

A4とか、B3などのコピー用紙や画用紙などの比率と同じです。

見たことが多い安心感がある長方形ですね。

Sサイズ

Sサイズのキャンバスは縦と横の比率が1:1の正方形のことです。

このSサイズは英語のsquareつまり正方形からきています。

あまり見かけませんが、たまにみるとおっ!と目を引きます。

おすすめのキャンバスサイズ

サムホールサイズ

オススメのキャンバスサイズはサムホールサイズというものです。

日本に独自に発展した規格です。

和製英語である「thumb hole」つまり、「親指をいれる穴」からきています。

もともとはこれくらいの大きさのスケッチ箱のことを「サムホール」と言って画材屋さんが発明しましたが、

それが転じてその大きさのキャンバスサイズのことを「サムホール」と呼ぶようになりました。※コトバンク「サムホール」より引用

Fサイズのキャンバス一覧にあるSMとかかれた欄のものです。

サムホールは227×158(ミリ)のものではがき2枚分くらいの大きさです。

たくさん描いてもかさばりませんし、

もし完成したときも気軽に飾ることができます。

私も新しいアイディアをちょこっと試したいなと思うときには

このサムホールサイズのキャンバスをよく使います。

Fサイズ

サムホールで絵の描き方に慣れてきたら

次のオススメのサイズはFサイズです。

なぜかというと、キャンバスだけじゃなくてもう一つ買うものがあります。

そう、額縁ですね。

Fサイズの額縁は額縁屋さんが常時在庫を持っている場合が多いですが、

PサイズやSサイズは取り扱いがないか、あっても取り寄せになるので、

時間がかかります。

個人的にPサイズが好きなのですが、額縁がいつも取り寄せなので、

一週間とか二週間とか待つことがあります。

なので、額縁のことを考えて、Fサイズのキャンバスをまずは購入することをおすすめします。

Fサイズの中ではF4、F6、F10サイズのキャンバスが描きやすくて特にオススメですね。

もちろん額縁を入れずに飾るという方法もありますので、

その場合はどんなサイズのキャンバスでも良いすよ。

注意!油絵専用のキャンバスがあります。

キャンバスを画材屋さんで見るときに注意しないといけないことがあります。

それは、油絵専用のキャンバスがあることです。

大抵の画材屋さんでは、油絵専用のキャンバス、アクリル兼用のキャンバスの二種類が販売されていることがあります。

油絵具で描くときは、油絵専用のキャンバス、アクリル兼用のキャンバスを使うことができますが、

アクリル絵の具や水彩絵の具など、水性の絵の具は、アクリル兼用のキャンバスしか使えません。

油絵専用のキャンバスは、薄く油が引いてあり、水性の絵の具を弾いてしまうか、弾かず乾燥したとしても

その後で、剥がれてしまうことがあります。

なので、間違えて購入しないように注意してくださいね。

キャンバスの布の素材は何?

キャンバスの布の素材で一番よく使われるのが麻です。

麻は繊維の耐久力が高く、ヨーロッパのキャンバスに描かれたもののほとんどがこの麻です。

また、繊維を拡大すると、節が有るので、その節が繊維を布にしたときに、引っ掛かりになるので、布を更に丈夫にします。

麻のキャンバスを買えば間違いないといえるでしょう。

綿

綿は歴史的にあまり使われていませんが、

キャンバスの素材に使われることがあります。

麻のキャンバスと比べると、値段が安いで練習用にガンガン描きたい方に向いています。

今後は綿のキャンバスも多く出回るかもしれませんね。

化繊

ポリエステルなどの石油からできた化学繊維も最近では使用されるようになりました。

上の麻や綿と違い、湿気によって布が縮んだり伸びたりすることが少ないので、劣化が少ないと言われています。

綿と混ぜてキャンバスの布が織られることがあります。

まとめ

油絵やアクリルのキャンバスサイズは、F,P,M,Sの4つの種類があります。

それぞれ比率が異なるものです。

号が上がると、大きさが大きくなります。

サイズの一覧表を確認してくださいね。

おすすめのサイズはサムホールサイズと、Fサイズのものです。

キャンバスの素材には麻、綿、化学繊維などがあります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ほかにも、油絵でどうやってリアルに描くかなども紹介してます。

良ければそちらもご覧ください。