『通勤フロム山水長巻』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介
みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『通勤フロム山水長巻』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『通勤フロム山水長巻』のモデル
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/sansui3.jpg)
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/sansui4.jpg)
タイトル | 山水長巻 |
作者 | 雪舟 |
制作年 | 1486年 |
材料/技法 | 水墨画 |
寸法 | 40×1568cm |
所蔵 | 毛利博物館 |
『通勤フロム山水長巻』の元ネタ・モデルは雪舟作『山水長巻』(読み方:さんすいちょうかん)です。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/585px-Portrait_of_Sesshu.jpg)
『山水長巻』は通称で正式には『四季山水図』です。
16mにも及ぶ長い巻物で
現在は毛利博物館に所蔵されています。
画像を貼り付けましたが一枚では収まり切れないくらい長いです。
春夏秋冬の風景を表現しているとされています。
『山水長巻』には何が描かれているの?
『通勤フロム山水長巻』のモデル・元ネタである『山水長巻』は上で少し紹介したように
四季の様子を水墨画で描いています。
中に描かれている建物や人物は中国風のものですが、
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/sansui5.jpg)
四季の変化は日本のもので
中国風にした日本の風景と考えることができます。
雪舟は中国に行ったことがある画家
なので人物や建物が中国風でも
生き生きとした表現で描かれています。
雪舟は室町時代の大名大内氏という
強大なパトロンのおかげで沢山の作品を描き、『山水長巻』も描くことができました。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/sessyuuto.jpg)
大内氏が滅びると、毛利氏が所有し現在に至ります。
NHKがYouTubeで山水長巻を4Kで
公表しています。
美しい山水長巻の世界を動画でご堪能下さい。
『通勤フロム山水長巻』の登場人物
ポニーテールの女性社員(OLまりえ)
OLまりえの山水長巻の風景と建物を通勤経路に見立てていましたね。
彼女は『通勤フロム山水長巻』のほか
『地元が快楽の園』で、地元が判明します。
地元が快楽の園では個性的なキャラクターが多く出ていましたね。
右下の歌詞係
右下の歌詞係は雪舟がモデルではないかと考えられます。
ぶんぶんと巻物を振り回して、歌詞を出していましたね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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