『崖のぼり、のちキス 』の元ネタ・モデルを解説 。びじゅチューン!の作品紹介

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岩下幸円(イワシタコウエン)
愛知県在住の芸術家。 独学で絵を学びたい人に役に立つ情報をシェアしています。 色彩検定2級を取得。 小学校教諭一種免許を取得。 寝ている生物(特に猫)が好きです。

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『崖のぼり、のちキス』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

『崖のぼり、のちキス』の動画はこちらから

それではよろしくお願いします。

『崖のぼり、のちキス』のモデル

タイトル接吻
(せっぷん)
作者グスタフ・クリムト
制作年1907 – 1908年
材料/技法キャンバスに油彩
寸法180 cm × 180 cm
所蔵オーストリアギャラリー

『崖のぼり、のちキス』の元ネタ・モデルは『接吻』です。

現在はオーストリアギャラリー(オーストリア絵画館)に収蔵されています。

180センチの正方形の中に

男女が抱き合ってキスをしているシーンです。

意外と大きいですね。

まるで一つの命のようです。

そんな接吻ですがいったいどのようなものなのでしょうか。

『接吻』てどんな作品?

『崖のぼり、のちキス』のモデルである『接吻』は

帝政オーストリアの画家グスタフ・クリムトがええいた油絵の作品です。

1907年から1908年に描かれました。

二人のモデルは、

男性はクリムト自身。

女性はクリムトの恋人フレーゲがモデルとされています。

この作品は金箔を多用してすごく豪華な印象です。

これは日本の琳派と呼ばれるものに影響を受けたとされています。

背景は金箔で装飾的になっています。

上の画像がフレーゲとクリムトです。

確かに言われてみれば似ています。

どうでしょうか。

『崖のぼり、のちキス』の登場人物

二人が二人三脚で崖を登ります。

ひとつのぼりきるたびにキス。

ワンピースがほつれても上り続けます。

それでも次のキスを目指して二人は上り続けます。

右下の歌詞係

右下の歌詞係はグスタフ・クリムトでしたね。

今回の作品は、他の作品と比べて、サブキャラが出ていません。

二人だけの空間を演出したいのかなと

びじゅチューン!の作者である井上涼さんの配慮を感じました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン』で登場した作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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