『貴婦人でごめユニコーン』の元ネタ・モデルを解説 。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『貴婦人でごめユニコーン』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

『貴婦人でごめユニコーン』の動画はこちらから

それではよろしくお願いします。

『貴婦人でごめユニコーン』のモデル

タイトル貴婦人と一角獣
(きふじんといっかくじゅう)
作者不明
制作年不明
材料/技法タペストリー
寸法不明
所蔵パリ中世美術館

『貴婦人でごめユニコーン』の元ネタ・モデルは『貴婦人と一角獣』です。

現在はパリ中世美術館に収蔵されています。

タペストリーと呼ばれる織物でこの作品は作られています。

実はこの作品は6つの種類があります。

『貴婦人と一角獣』の6つのテーマ

『貴婦人でごめユニコーン』のモデルである『貴婦人と一角獣』は

6つの作品で6つのテーマがあるとされています。

それぞれ、「味覚」、「聴覚」、「視覚」、「嗅覚」、「触覚」、そして「倭が唯一の望み」があります。

それぞれ見ていきましょう。

味覚

このタペストリーは「味覚」。

青い服を着た侍女からキャンディーを差し出されています。

左側にはライオン。

右側にはユニコーンがいます。

足元の猿はキャンディーをほおばっています。

このキャンディーはどんな味がするのでしょうか。

聴覚

このタペストリーは「聴覚」。

トルコじゅうたんをかけたテーブルの上に小型のパイプオルガンを

貴婦人が弾いています。

侍女はオルガンのふいごを動かしています。

左側にはライオン。

右側にはユニコーンがいます。

二匹とも貴婦人が奏でる音楽に耳を傾けているのでしょうか。

視覚

三作品目のタペストリーは「視覚」

貴婦人は腰かけて、右手に手鏡を持っています。

ユニコーンは貴婦人の膝に前足をかけています。

ライオンは旗を掲げています。

貴婦人とユニコーンが仲良さそうです。

嗅覚

4つ目のタペストリーは「嗅覚」。

貴婦人は花輪を作っています。

侍女は花かごを貴婦人にささげています。

ライオンとユニコーンは旗を掲げています。

猿は花のにおいをかいでいます。

猿は貴婦人のサルマネをしていますね。

触覚

このタペストリーは「触覚」。

貴婦人が旗を掲げ、左手はユニコーンの角を触っています。

ライオンがこっちを見ているように見えます。

我が唯一の望み

このタペストリーは他のタペストリーと比べて幅が広くおられています。

中央のテントに「我が唯一の望み」と書かれていることから

沢山の解釈があります。

ひとつの解釈として、貴婦人がネックレスを小箱にしまっている様子から

他のタペストリーで持っていた五感をしまい、第6感である「理解すること」

という感覚を指している。

とされています。

他には、結婚式の様子であるという説もあります。

忠節・貞節の象徴である犬が貴婦人のそばにいるのでそのような解釈もできますね。

『貴婦人でごめユニコーン』の登場人物

『貴婦人でごめユニコーン』では

貴婦人が会社勤めをしています。

だけど湯呑を割ったり、書類をミスしたりと

沢山失敗をします。

そんな彼女をユニコーンが「ごめユニコーン」と

なかばごり押しで謝り倒しています。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は貴婦人の侍女がモデルではないかと考えられます。

さらに言えば『貴婦人と一角獣』のなかの「我が唯一の望み」にでてくる

侍女がモデルかなと思います。

頭の上のクエスチョンマークみたいな髪型が特徴です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン』で登場した作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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