びじゅチューン!『地元が快楽の園』の元ネタ・モデルを解説

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『地元が快楽の園』のモデルを紹介したいと思います。

『地元が快楽の園』のモデルについて

タイトル快楽の園
作者ヒエロニムス・ボス
制作年1503年-1504年
材料/技法板に油彩
寸法220 cm × 389 cm 
所蔵プラド美術館

『地元が快楽の園』のモデルは『快楽の園』です。

この作品はヒエロニムス・ボスによって描かれた作品です。

両脇が扉のように開け閉めでき、中には様々な画面が描かれています。

さて、一体どんな内容があるのでしょうか。

扉絵-天地創造

この作品を閉じると、その表面には、地球が描かれています。

これはまだ人間が生まれる前の地球で、神様が地球を想像している場面だとされています。

では、扉を開けてみましょう。

左側-楽園

『快楽の園』の左側にはキリスト教で最初の男女と言われているアダムとイブがいます。

そして中央にはキリストがいます。

ここは神様が想像した「楽園」を表していると言われています。

画面中央-快楽の園

画面中央は最も大きくそして主題と考えられます。

画面いっぱいに裸の男女が描かれています。これは服を着ない動物的であり、低次元な快楽におぼれている人々を暗喩しているのではないでしょうか。

また画面にはいちごをむさぼる人々がいます。

いちごは肉体の快楽を意味していると言われています。その一時的な肉体の快楽におぼれている人々を表現していると言われています。

動物たちも、人間の低次元な欲求を象徴していると言われています。

画面右-地獄

画面右は地獄とされています。

奥には地獄の業火が燃え盛り、少し手前に行くと巨大な耳がナイフを持って人々を追いかけています。

中央の白い木のような男はこちらを見ています。この男の顔はヒエロニムス・ボス自身の顔と言われています。

手前には楽器や鳥のような動物に食べられる人間もいます。

この場面には様々な寓意が込められていると言われていますが、すべて解釈はしきれていないと言われています。

『快楽の園』が描きたかったこと

天地創造から始まり、

地上の楽園で人間が生まれ、知恵の実を食べたことで人間は追放

そして人間は快楽の園で快楽を求め暴走し始めます。

最後には快楽におぼれた人間は地獄で裁きに合うというストーリーが見えてきます。

『地元が快楽の園』の登場人物・小ネタ

登場人物

とげとげの男性社員

株式会社ジョコンダの社員です。『地元が快楽の園』の他、『お局のモナ・リザさん』など、他多数出演しています。

ポニーテール女性社員

同じく株式会社ジョコンダで働いている女性社員です。とげとげの男性社員と社内恋愛していることが分かりましたね。『通勤フロム山水長巻』では急いで仕事に向かっていましたね。

のどかな田舎が快楽の園だったんですね。

右下のテロップ係

右下のテロップ係はフクロウでした。

どうしてフクロウなのかと言うと、快楽の園で隠し要素のようにフクロウが至る所にいるからですね。

ふくろう1
ふくろう2
ふくろう3

初めに出てくるキャラクター

初めに出てくる、二足歩行の大きな耳を持った犬のような動物も『快楽の園』に登場するキャラクターです。

『快楽の園』に登場する実際のキャラクター

このキャラクターもし時間があれば探してみてください。

意外な発見があるかもしれませんよ。

『地元が快楽の園』のまとめ

『地元が快楽の園』のモデルはヒエロニムス・ボス作『快楽の園』です。

『快楽の園』は地球の誕生と、人類の誕生、人類の罪とそれによる罰が描かれています。

もしかしたら、戒めの意味を含んでいるのかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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