みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『見返りすぎてほぼドリル』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『見返りすぎてほぼドリル』のモデル
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/348px-Beauty_looking_back.jpg)
タイトル | 見返り美人図 |
作者 | 菱川師宣 |
制作年 | 17世紀 |
材料/技法 | 絹本著色 |
寸法 | 63.0 cm × 31.2 cm |
所蔵 | 東京国立博物館 |
『見返りすぎてほぼドリル』の元ネタ・モデルは菱川師宣作『見返り美人図』です。
菱川師宣(ひしがわものろぶ)は江戸時代の浮世絵を確立させた
パイオニア的な存在である日本の浮世絵師です。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/596px-Self-portrait_by_Hishikawa_Moronobu.jpg)
西洋でいうところの油絵の確立者ヤン・ファン・エイクと言ったところでしょうか。
現在は東京国立美術館に所蔵されています。
東京国立博物館の説明動画がありましたので、是非ご覧ください。
装飾が美しいですね。
絹本著色って何?
日本画でよく使用される絹本著色(きぬほんちゃくしょく)ですが、
これは絹(シルク)の布の上に日本画で使う絵具(岩絵具)で
着色しているということです。
『見返り美人図』には何が描かれているの?
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/onanna.jpg)
『見返りすぎてほぼドリル』のモデル・元ネタである『見返り美人図』は
非常にシンプルな構図で描かれています。
絵の中の女性は17世紀の流行である帯の結び方。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/obi.jpg)
紅色の布に聞くと桜の刺繡を施した着物を着ています。
帯の緑色と赤色の着物がお互いの色を引き立てあう補色の関係で
調和が良く取れている作品ですね。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/kimonoonna.jpg)
この美人の女性がふと振り返る様子は
世界的にも非常に有名で
この作品の人気差は
「師宣(もろのぶ)の美女こそ江戸女」と呼ばれるほどです。
切手のデザインにも採用されていました。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/12/sainn.jpg)
ちゃんと菱川師宣のサインもあります。
『見返りすぎてほぼドリル』の登場人物
チラチラ
チラチラ
人気者の立ち美人がジョセフをチラチラ見ています。
チラチラ見すぎて回転し始めます。
ドリルになって穴が開き
扇風機になって洗濯物や観物ががよく乾く。
しかも隕石の軌道をそらしてくれる
かなり役に立ついい女です。
けれどもジョセフはどこ吹く風
いつまでも恋が続くことをみんなは願っています。
ジョセフ
ジョセフはBTNewsのニュースキャスターです。
『ナルキッソス天気予報』では
ナルキッソスに唖然としていましたね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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