『見返りすぎてほぼドリル』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『見返りすぎてほぼドリル』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『見返りすぎてほぼドリル』のモデル

タイトル見返り美人図
作者 菱川師宣
制作年 17世紀
材料/技法 絹本著色
寸法 63.0 cm × 31.2 cm
所蔵 東京国立博物館

『見返りすぎてほぼドリル』の元ネタ・モデルは菱川師宣作『見返り美人図』です。

菱川師宣(ひしがわものろぶ)は江戸時代の浮世絵を確立させた

パイオニア的な存在である日本の浮世絵師です。

西洋でいうところの油絵の確立者ヤン・ファン・エイクと言ったところでしょうか。

現在は東京国立美術館に所蔵されています。

東京国立博物館の説明動画がありましたので、是非ご覧ください。

装飾が美しいですね。

絹本著色って何?

日本画でよく使用される絹本著色(きぬほんちゃくしょく)ですが、

これは絹(シルク)の布の上に日本画で使う絵具(岩絵具)で

着色しているということです。

『見返り美人図』には何が描かれているの?

『見返りすぎてほぼドリル』のモデル・元ネタである『見返り美人図』は

非常にシンプルな構図で描かれています。

絵の中の女性は17世紀の流行である帯の結び方。

紅色の布に聞くと桜の刺繡を施した着物を着ています。

帯の緑色と赤色の着物がお互いの色を引き立てあう補色の関係で

調和が良く取れている作品ですね。

この美人の女性がふと振り返る様子は

世界的にも非常に有名で

この作品の人気差は

「師宣(もろのぶ)の美女こそ江戸女」と呼ばれるほどです。

切手のデザインにも採用されていました。

ちゃんと菱川師宣のサインもあります。

『見返りすぎてほぼドリル』の登場人物

チラチラ

チラチラ

人気者の立ち美人がジョセフをチラチラ見ています。

チラチラ見すぎて回転し始めます。

ドリルになって穴が開き

扇風機になって洗濯物や観物ががよく乾く。

しかも隕石の軌道をそらしてくれる

かなり役に立ついい女です。

けれどもジョセフはどこ吹く風

いつまでも恋が続くことをみんなは願っています。

ジョセフ

ジョセフはBTNewsのニュースキャスターです。

ナルキッソス天気予報』では

ナルキッソスに唖然としていましたね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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