みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『ランチは地獄の門の奥に』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『ランチは地獄の門の奥に』のモデル
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/640px-Jigoku_no_mon.jpg)
タイトル | 地獄の門 |
作者 | オギュースト・ロダン |
制作年 | 1917年 |
材料/技法 | ブロンズ |
寸法 | 高さ5.4m×横3.9m×奥行1m |
所蔵 | 国立西洋美術館 |
『ランチは地獄の門の奥に』の元ネタ・モデルは作者名作『地獄の門』です。
現在は国立西洋美術館に所蔵されています。
この国立西洋美術館の他にも
静岡県立美術館をはじめ世界に7つの地獄の門があります。
地獄への入り口多すぎです。
『地獄の門』って何?
『ランチは地獄の門の奥に』のモデル・元ネタである『地獄の門』は
ダンテ・アリギエーリという作家の『神曲』と呼ばれる詩の中の『地獄編』に登場する
地獄への入り口の門です。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/474px-Portrait_de_Dante.jpg)
この門には文字が刻まれており
「この門をくぐるものは一切の希望を捨てよ」
という名台詞が有名です。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/dante.jpg)
下はその銘文(めいぶん)です。
我を過ぐれば憂ひの都あり、
我を過ぐれば永遠の苦患あり、
我を過ぐれば滅亡の民あり
義は尊きわが造り主を動かし、
聖なる威力、比類なき智慧、
第一の愛、我を造れり
永遠の物のほか物として我よりさきに
造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、
汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ[
つまり門の自己紹介であり、私をくぐったら
深い絶望が待っているよ。
といっているわけですね。
どうして地獄の門をロダンは作ったのか。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/725px-Auguste_Rodin_1893_Nadar.jpg)
ロダンは地獄の門を作ったきっかけは
1880年のある出来事でした。
その年、ロダンは新しくパリの装飾美術館のために、
入口の門を作ってくれと国から依頼されました。
ロダンは先ほど紹介したダンテの大ファンで、
ちょうど神曲からインスパイアされていた作品を作っていたので
それらもまとめて地獄の門として作り上げたというわけです。
実はあの人もこの門にいた!
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/zigokumonnn.jpg)
実はこの地獄の門にはあの有名な人もいるんですね。
『ランチは地獄の門の奥に』でも登場しましたね。
上の画像をよく見てください。
実はロダンで有名な作品『考える人』もこの門の一部として登場しています。
![](https://0plusart.com/wp-content/uploads/2022/11/640px-Hoellentor_Detail_gr.jpg)
地獄の門をよく見てみると、上に考える人がいます。
もともと「考える人」は考えているのではなくて、
地獄の門をくぐる人たちを見ているから、ああいう風に下を見ているんですね。
『ランチは地獄の門の奥に』の登場人物
腕時計
ちらちらと一瞬写る腕時計がありますが
あのデザインは『ランチは地獄の門の奥に』の他には
『写楽式洗顔』
でも登場しましたし、
『立体曼荼羅マスゲーム』にもあります。
是非探してみてくださいね。
右下の歌詞係
右下の歌詞係は『地獄の門』の作者「ロダン」であると考えられます。
トンカチひとつで歌詞を表示させる猛者です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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