油絵で有名な絵画作品『夜のカフェテラス』を解説・紹介。

油絵で有名な作品『夜のカフェテラス』を皆さんご存知でしょうか。

そうそうこの作品です。

夜のカフェでおしゃれな絵画作品ですよね。

この作品の構図や

モデルとなった場所はどこなのか。

どうして魅力的で好きだなと感じるのか

ということを絵描き目線で

この油絵で有名な絵画作品

『夜のカフェテラス』を解説していこうと思います。

それではよろしくお願いします。

油絵で有名な作品『夜のカフェテラス』の概要

作品名夜のカフェテラス
作者フィンセント・ファン・ゴッホ
制作年1888年9月
技法・素材油彩、キャンバス
寸法81.0cm×65.5cm
所蔵クレラー・ミュラー美術館

油絵の絵画作品『夜のカフェテラス』は

芸術家のフィンセント・ファン・ゴッホが描いた油絵の絵画作品です。

制作年は1888年9月で

キャンバスに油絵具で描かれています。

現在はクレラー・ミュラー美術館が所蔵しています。

油絵で有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホってだれ?

フィンセント・ファン・ゴッホはオランダを代表するポスト印象派の画家です。

彼は画商や教師や書店員など職を転々としながら

最終的に画家を目指しました。

ポスト印象派って何?

ゴッホがカテゴリーされているポスト印象派とは

印象派という画家たちの後に活躍した

画家たちの総称で

ゴッホの他にも

ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌなどの画家

がここに分類されます。

ポール・ゴーギャン作『黄色いキリスト』

印象派が起こした絵画の革命の後、

それとは違う形で絵画の可能性を広げよう

とした人たちのことです。

個性とか絵画とは何かを問い始めたわけですね。

フィンセント・ファン・ゴッホの他の作品

フィンセント・ファン・ゴッホの作品には

『夜のカフェテラス』のほか、

『ひまわり』や

『包帯をしてパイプをくわえた自画像』などの油絵の絵画作品が有名です。

『夜のカフェテラス』のモデルとなった場所

『夜のカフェテラス』に描かれているところは

実際に存在しているところで

いまも現存しています。

ゴッホが生涯を過ごしたアルルの

プラス・デュ・フォルム広場

というところに面しているカフェです。

このカフェは夜のカフェテラスに描かれたこと

にちなんで「カフェ・ヴァン・ゴッホ」になっています。

夜空に輝いている星の位置から

秋の星空というのが分かるそうです。

『夜のカフェテラス』の特徴は?

夜のカフェテラスの特徴は

深い青で描かれた夜空と

店内の鮮やかな黄色い照明

が互いの色を引き立てある

「補色の関係」が特徴的です。

(細かく言うとやや異なりますがここでは割愛します)

また、カフェテラスが主役だとすぐわかるように

目が誘導されるように仕掛けがあるのも特徴的です。

『夜のカフェテラス』の構図の魅力

特徴でも解説したように

まず一つ目は、青と黄色というお互いを引き立てあう色を使っている点。

そしてもう一つは見ている人が楽しめるようなある画面構図の仕掛けにあると個人的には考えます。

まず基本的な構図として一点透視図法

を採用しています。

これは画面に一つの点(消失点)をおき、そこへすべてのものが収束するように構成された方法のことです。

言葉だけだとわかりづらいので、

『夜のカフェテラス』に線を引いて説明しますね。

まず画面に線を引いていきます。

そうすると線と線がだんだんと集まっていきます。(収束)

その線が重なっているところが『夜のカフェテラス』の消失点です。

この消失点がちょうどカフェテラスの奥にありますよね。

この消失点が画面の中にあるとそこにめが吸い込まれるような

感覚となり、作品を長く見てくれるようになると考えられています。

またこの消失点が画面にある場合、そこに主役を置くと

画面全体がバランスよく魅力的な構図になると考えられています。

例えばレオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』でも、

主役であるイエス・キリストに消失点が重なっているのでバランスがよく

一発で主人公が分かる構図になっているわけですね。

最後の晩餐の主役であるキリストが画面の真ん中にいることと
消失点が重なることから主役が一発でわかるようになっている。

さらにこの作品の構図の良さとして

画面左側にあるドアと

画面右側にある木と、少しの黄色いライトが

作品の構図で壁のような役割をしています。

この壁があることによって

鑑賞者の目が画面端にいったときに

いったん画面にもどり、また他の場所を見るように誘導することができると考えられています。

極めつけは、画面左上の窓がとても良い配置です。

この画面の端っこにある窓も

鑑賞者が画面をより長く見てくれるような仕掛けで

画面端に流れてしまった視線をまた画面に戻してくれるストッパーのような役割をしてくれているわけですね。

つまり、この作品が魅力的なのは

配色に加えて、鑑賞者が長く画面を

見て楽しんでもらえるような構図をしている

ことが理由なのではないかなと考えます。

(あくまで個人的な見解です。)

まとめ

油絵で有名な絵画作品『夜のカフェテラス』は

オランダの画家ゴッホが描いた作品です。

この作品の場所は南フランス・アルルのカフェがモデルです。

この作品が魅力的なのは、青と黄色のお互いを引き立てあう配色と、鑑賞者が見やすく長く見てもらえるように工夫された構図だと考えます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です