みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『ジャズヶ崎明美』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『ジャズヶ崎明美』のモデル
タイトル | JAZZ(ジャズ) |
作者 | アンリ・マティス |
制作年 | 1947年 |
材料/技法 | 版画集 |
寸法 | 約40.6cm×66cm |
所蔵 | 国立西洋美術館ほか |
『ジャズヶ崎明美』の元ネタ・モデルは
[su_highlight background=”#fbf808″]アンリ・マティス作『JAZZ』[/su_highlight]です。作品ではなく版画集(本)の名前が「JAZZ」と言います。
初版のオリジナルは1947年に出版されました。
オリジナルは国立西洋美術館(ほか教育機関)に所蔵されています。
国立西洋美術館と言えば『地獄の門』があることでも有名です。
アンリ・マティスってだれ?
アンリ・マティスは
20世紀を代表するフランスの画家で
フォーヴィズム(野獣派)のリーダー的存在の画家です。
「色彩の魔術師」の異名がついているくらい
色彩豊かな作品を描きました。
『JAZZ』の他にも
油絵で有名な作品『ダンス』の作者でも知られています。
『ダンス』はびじゅチューン!『ダンス寿司』のモデルですね。
『JAZZ』には何が描かれているの?
『ジャズヶ崎明美』のモデル・元ネタである『JAZZ』は
のマティスの版画集のタイトルです。
版画集『JAZZ』にはマティスがはさみで切った切り紙絵
が20点ほど掲載されています。
JAZZというタイトルの意味
マティスが作品集を製作する際に
出版社(テリアード社)が
マティスがハサミで紙を自由で即興的に切る様子が、
ジャズという音楽のジャンルの「即興演奏」
というところに類似しているため
「JAZZ」と名付けられました。
このタイトルにマティスは
「アートと音楽との融合を感じさせるとても素敵なタイトルだ」と喜びました。
JAZZのモデル・モチーフ
マティスの版画集である「JAZZ』は
サーカスの様子がモデルです。
本来、「JAZZ」ではなく「サーカス」というタイトルも
考えられていたらしいです。
ジャズヶ崎明美のモチーフになった作品は
20店程度ある版画集の中の
「コドマ兄弟」と言う作品で、当時のサーカスで
有名なブランコ乗りの兄弟をモチーフにしています。
また、ジャズ畠いずみの推しである
「道化師」(どうけし)という作品も「JAZZ」には収録されています。
『ジャズヶ崎明美』の登場人物
マティスの「JAZZ」の誰かに
名前を付けてみよう。
その名もジャズヶ崎明美。
50歳の趣味は登山で朝は苦手
スマホが大好きです。
娘と息子が一人暮らしして、
なんだか心ここにあらず。
そんなとき、マティスにお願いしてギザギザ友達と出会います。
その名もジャス畠いずみ。
40歳のサーカスオタク。
そんな彼女と遊んだり、くらしたりと楽しい日常を送っています。
右下の歌詞係
右下の歌詞係は『JAZZ』の著者アンリ・マティスです。
アンリマティスは
『ダンス寿司』でも右下の歌詞係を務めました。
眼鏡をしていて少し薄毛になっているので
70代くらいの時のマティスかなと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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