『銅鐸仮面舞踏会』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『銅鐸仮面舞踏会』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『銅鐸仮面舞踏会』のモデル

タイトル桜ヶ丘4号銅鐸(どうたく)
作者不明
制作年弥生時代中期(紀元前200年~紀元前100年ごろ)
材料/技法青銅
寸法高さ42cm 重さ3.34kg
所蔵 神戸市立博物館

『銅鐸仮面舞踏会』の元ネタ・モデルは

[su_highlight background=”#fbf808″]『桜ヶ丘4号銅鐸(どうたく)』[/su_highlight]です。

現在は国宝に指定されており

神戸市博物館に所蔵されています。

銅鐸って何?

そもそも銅鐸(どうたく)とは何でしょうか。

銅鐸とは弥生時代に青銅(銅と錫の合金)で

できた模様をもったベルのことです。

諸説ありますが、銅鐸は

豊作を願う祭りに先祖の霊たちを招くため

鳴らしたものだと考えられています。

『桜ヶ丘4号銅鐸(どうたく)』には何が描かれているの?

『銅鐸仮面舞踏会』のモデル・元ネタである

『桜ヶ丘4号銅鐸(どうたく)』はよく見てみると模様が描かれています。

ぐるっと一周するように14頭の鹿が描かれていたり、

表と裏の8つの四角形の中には人や鹿や鳥、

トンボなどの動物が描かれています。

ここでは表面の4区画を紹介します。

①左上の区画

一番左上の区画には三匹のイノシシのようなものが描かれています。

下には四本足の生き物が描かれています。

これはクモが待機している様子(クモは待機しているときには四本あしにみえるため)

かアメンボがモチーフだと考えられています。

クモは害虫を食べてくれて穀物が育つ、

アメンボは豊かな田んぼを象徴していると

考えられており、どちらも

豊作祈願が込められているのかなと感じました。

②右上の区画

右上の区画には鳥(サギ)が

魚を取っている様子が描かれていると考えられます。

豊かな水田や川を感じますね。

③左下の区画

左下の区画には人が何やら道具を持ったような姿が

描かれています。

何か作業をしているのか

お祭りをしているのでしょうか。

④右下の区画

右下の区画には鹿と弓矢を持った人が描かれています。

狩猟をしている人だと考えられています。

『銅鐸仮面舞踏会』の登場人物

会議で決めたパーティーのテーマは

いままでと趣向を変えた

「銅鐸」がドレスコードの『銅鐸仮面舞踏会』

になりました。

舞踏会では様々な銅鐸の中から選んだ銅鐸を頭にかぶり、

お互いの銅鐸をほめあいます。

銅鐸仮面舞踏会の会場の襖の奥には

田んぼがあり、パーティー出席者たちが

豊作を祈ります。

被っている銅鐸の模様が一緒だと気づいた

二人の男女は、手を取り合って

弥生時代センターを後にします。

編集長

編集長はミラノのファッションショーにも登場しています。

『夏野菜たちのランウェイ』

で登場しています。

『祖母のコロッセオハット』では

ふみちゃんの友人であることが分かります。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は弥生時代の女性だと考えられます。

もしかしたら、弥生時代センターの職員かもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

『銅鐸仮面舞踏会』作者・放送情報

放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)

初回放送日:2021年8月30日

作者:井上涼(作詞・作曲・歌・アニメーション)

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