『ファッショニスタ大仏』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『ファッショニスタ大仏』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『ファッショニスタ大仏』のモデル

タイトル奈良の大仏
作者聖武天皇
制作年745~752年
材料/技法
高さ14.7m
所蔵東大寺、奈良

『ファッショニスタ大仏』の元ネタ・モデルは作者名作『奈良の大仏』です。

正式には東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)です、

国宝に指定されています。

奈良の大仏の大きさは14.7m。

そんなビッグな彼はどうして建てられたのでしょうか。

『奈良の大仏とお寺』はどうして建てられた?

奈良の大仏は当時の最高権力者聖武天皇(しょうむてんのう)が指示して建てられました。

この当時、天皇は日本中にお寺を立てようと計画していました。

なぜなら、聖武天皇がついた8世紀前半は、不安定な時代だからです。

当時の政治の中心にいた藤原家四兄弟(武智麻呂、房前、宇合、麻呂)が、

天然痘(てんねんとう。疫病)にかかってしまい、みな死亡してしまいました。

その他にも田んぼや畑が干上がる旱魃(かんばつ)

それによって起こる食糧不足(飢饉、ききん)

さらには大規模な地震で

まさに天変地異のオンパレードだったわけですね。

そんな社会の不安を取り除いて、国を安定させたいという願いから、日本中にお寺を立てたというわけです。

ちなみに奈良のお寺があんなにたくさんあるのは奈良が日本中のお寺の中心地として位置づけられたためです。

廬舎那仏ってどんな仏様?

奈良の大仏の正式名称である廬舎那仏(るしゃなぶつ)っていったいどんな仏様なのでしょうか。

仏様と聞いて最初に思いつくのは

悟りの境地を開いた仏教の開祖「仏陀(ブッダ)」ですが、

実はブッダを悟りに導くために

すでにいた仏様がこの廬舎那仏なのですね。

なので、ブッタを越えた宇宙仏(いろもかたちもない真実そのものの仏)と言われています。

すごい仏様なのですね。

ブッダのお師匠さん的な感じでしょうか。

『ファッショニスタ大仏』の登場人物

1200年以上座り続ける奈良の大仏。

髪型をぐるぐるのパンチパーマみたいな螺髪(らほつ)から、新しい髪型を変えたい!

そんな彼の心情を歌った曲です。

奈良の大仏

本作の主人公です。

この『ファッショニスタ大仏』は放送禁止になってしまったため、

他の作品では見ることのできないレアな登場人物です。

右下の歌詞係

右下の歌詞係は鹿です。

奈良には大量の鹿がいますよね。

最後のところで歌詞のプレートをベッ!と

飛ばしている感じが奈良の鹿感があって好きです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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