自己紹介

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岩下幸円(イワシタコウエン)
愛知県在住の芸術家。 独学で絵を学びたい人に役に立つ情報をシェアしています。 色彩検定1級を取得。 小学校・中学校教諭一種免許を取得。 寝ている生物(特に猫)が好きです。

岩下幸円

岩下幸円作『夢見心地(あずき)』2024年

はじめまして岩下幸円(いわしたこうえん)です。

この記事を読んでくれてありがとうございます。

独学で絵を描き、色に触れ、感情をすくいあげてきました。

色彩検定1級、小中教員免許取得。けれど肩書きより大切なのは、

“描き続けたい”と願い続ける、心のほう。

見過ごしてしまう日常や道具、

生きものに美しさが眠っていることを、絵で伝えたい。

光の粒、誰かが使った古い道具、玩具、誰にも気づかれない感情。

そうしたものを描くたび、

私は「私」に戻っていきます。

この場所では、完成よりも過程を。

正解よりも違和感を。

競争ではなく、観察と余白を大切にしています。

もし、あなたのなかに

「描きたいのに描けない」

「色を信じたいのに迷ってしまう」

そんな気持ちがあるのなら――

それは、かつての私と同じ場所です。

だからこそ、独学で描き続けたい人のためのヒントを、

ここで静かに分かち合っていきます。

描くことで、生き直してきた。

僕は、片田舎の静かな町で育ちました。

姉と妹に囲まれた6人家族。

幼いころの僕は、目立つことが苦手で、

ちょっとしたことで傷つくような子どもでした。

当時育ちざかりが4人もいましたから

卒業生のほつれたジャージを着ていたり

給食費が払えないなんてこともありました。

同級生にからかわれたことも多く、

現実の世界が息苦しく感じていたのを、

今でもよく覚えています。

そんな僕の救いは、

絵を描くことレゴで何かを創ること

マンガやアニメの世界に没頭する時間でした。

本当は誰とも話したくなかったのに、

紙と鉛筆さえあれば、心は自由になれた。

「自分はここにいていいんだ」

——そう感じられた、数少ない瞬間でした。

学生時代

中学に入っても、相変わらず自分に自信はなくて。

野球部に入ってみたものの、やる気が続かずサボってばかり。

自分でも「こんな自分、最低だ」と思っていました。

成績も悪くて、先生からは

「どこの高校にも行けない」とまで言われました。

でも、高校ではちょっとだけ変われたんです。

初心者だったテニスを、気がつけば必死に練習していました。

部長にまで任されて、

はじめて「自分に何かを任せてもらえる」感覚を知りました。

この頃には、美術大学に行って、絵を本気で学びたいという想いも芽生えていました。

けれど、現実は甘くありませんでした。

「今からじゃ遅い」「予備校も通わないと無理」「3年は覚悟しなさい」

と先生に言われ、お金も、時間も、家族の理解も考えた末、

僕は美大に行くことを諦める決断をしました。

代わりに選んだのは地元の教育大学。

教師になる道も一つの夢だったから。

社会人時代

無事に卒業はしたものの、就職活動はうまくいかず、

正社員にはなれませんでした。

その後は工場で働いたり、職を転々としたり。

ある時期、僕は半年間ニートとして生きていました。

布団の中から出られなかった朝、

ふいに「自分って何なんだろう。生きてていいのか」と考えて涙が出た夜。

そんな日々のなかで、一度手放したはずの想いが、

再び心の奥から立ち上がってきたんです。

「やっぱり、絵を描きたい」
「もう一度、あの世界に触れたい」

誰に認められるわけでもなく、教室もない。

ゼロからの独学でした。

とにかく知識が必要だと

美術関連の本を読んだり(200冊以上読んだり)しましたが

わからないことばかりで、間違えてばかりで、描いても描いても満足できない。

それでも、ただ絵を描くことで自分とつながっていられた。

描くことが、僕の心の灯火だったんです。

やがて、運命のように出会った恩師がいました。

独学の苦しさも、孤独も、努力の痛みも理解してくれた。

その人の一言が、今でも僕の背中を押し続けています。

「大丈夫、君には才能がある」
「あとは、続けるだけだ」

だから今、僕はこの場所をつくりました。

かつての僕のように、

独学で悩んでいる人、描くことで救われようとしている人の灯りになれたらと思っています。

僕の絵や言葉が、あなたの「描きたい」に寄り添えたら嬉しい。

「好きなことを、好きなままでいたい」

——それは、あなたにだって許される願いです。

🌱最後に

独学は、正直しんどいです。

でも、だからこそ 「描きたい気持ち」だけは、誰にも奪われない。

このブログは、そんなあなたの気持ちを守るためにあります。