油絵の独学は可能なのか。初心者が独学で絵を描けるようになる方法

油絵独学は初心者でも可能なのか?

結論として

[su_highlight background=”#fbf808″]油絵の独学は可能[/su_highlight]です。

しかし、いくら可能と言っても方法を間違えてしまえば

遠回りをしてしまったり、同じことを繰り返して成長が

遅くなります。

実際私も5年以上、油絵を独自で研究し、描いていますが

沢山の失敗をしてきました。

その中で、どのようにすれば油絵を独学できるのか。

どうすれば効率よく、油絵を楽しく描くことができるのか

という方法も編み出してきました。

そこで今回は初心者でも油絵を独学するためにどのような方法があるのか。

油絵の独学方法

油絵を独学するためには以下の方法で行います。

  1. 目標を設定
  2. 情報を収集
  3. 実践する
  4. 改善する
  5. 改善案を出して実践する。

この4つを繰り返していくと独学でも油絵が上手くなっていきます。

油絵独学方法1:目標(ゴール)を設定する

1-1:なりたい自分を想像する。

まず[su_highlight background=”#fbf808″]どのような自分になりたいのか[/su_highlight]想像してみてください。

どのような自分が想像できたでしょうか。

  • 印象派のようなきれいな油絵を描く自分
  • 荘厳で重厚感のある油絵を描く自分
  • 人へプレゼントして喜ばれるような油絵を描く自分
  • あの画家のようにカッコイイ油絵を描く自分
  • 写真のようなリアルな油絵を描く自分

など人によって想像する理想の自分があると思います。

ここでは

写真のようなリアルな油絵を描く自分

を例として挙げます。

1-2:そのためにどのような技術・知識が必要か細分化する

次に、

[su_highlight background=”#fbf808″]どのような知識・技術が必要なのか[/su_highlight]

を探してみましょう。

コピー用紙でも、ノートにでも何でもよいので、

それらをメモするのがおすすめです。

メモをするとわかりやすくなりますよ。

  • リアルな色をどうやって作るのか
  • リアルな質感をどうやったらできるのか
  • リアルな立体感はどうやったら描けるのか
  • かっこいい構図って何だろう
  • センスの良い色使いって何だろう
  • 配色ってなんだろう
  • 油絵具のメーカーってどこがいいんだろう

挙げ出したらきりがないですが、その中でも

写真のようなリアルな油絵を描く自分

の場合、かっこいい構図やセンスの良い色使い、配色などは無視して

リアルな立体感や色、質感を表現すること

を目標とします。

1-3:さらに目標を絞る

リアルな立体感や色、質感を表現すること

が大きな目標になりました。

だけど、質感には

  • リンゴのようなつるつるとした質感
  • 素焼きの焼き物のようなマット(無光沢)な質感
  • ガラスのような透明な質感
  • 磨き上げられた金属のような質感

など質感や色と言ってもたくさんありますよね。

なのでその目標をさらに絞っていきましょう。

ここでは、赤いつるつるとしたリンゴを描く

という目標に絞ります。

油絵独学方法2:情報を得る

目標を設定したら情報を得ましょう。

情報を得るときには

  • 今の目標に必要な情報か(情報の必要性)
  • ちゃんと理屈がしっかりしている情報か(情報のクオリティ)

を忘れてはいけません。

2-1:情報の必要性

ネットでの情報や、動画でもたくさんの情報がありますが、

リアルなつやつやのリンゴを描くことが目標なので

目標に対してその情報が必要か判断しましょう。

かっこいい構図とか、センスの良い色使い(配色)

などの情報も見つけるとついつい手を伸ばしたくなりますが、

それらは今の目標に対して必要のない情報なので無視します。

2-2:情報の品質(クオリティ)

いまは情報化社会と言われるくらい、

情報が溢れています。

ブログの記事や、YouTube、SNSなど様々な媒体があります。

それらはいいものもあれば、時間を割くのももったいない情報まで

玉石混交です。

2-3:おすすめの情報源:本

安定して高い品質を持つおすすめの情報源は

[su_highlight background=”#fbf808″]現時点で本がおすすめ[/su_highlight]です。

本の場合、情報の著作がしっかりしていますし

著者への責任もあります。

それに、本に対してのレビューも参考になりますしね。

なので、迷った場合は、本で油絵を独学されることをおすすめします。

特に油絵の場合、西洋での歴史が長いこともあり、

品質の高い情報がたくさんあります。

2-4:その他のおすすめの情報源

もし本を買うことができない場合、

信頼できる人を決めて、その人の情報を得ましょう

YouTubeなどの動画配信の場合、

機材や準備に時間やお金をかけているので、

そういう点では本の次にお勧めします。

YouTubeだと英語になりますが、

Florent Farges – art氏のYouTube動画や

Andrew Tischler氏のYouTube動画

がオススメです。

ブログ記事での情報収集もいいですね。

ブログの場合、検索結果上位

(上から1~3番目に出てくる)の情報が

いい情報とは限りませんので

検索結果の下位までよくみわたすと

有意義な情報を得やすくなります。

それに実体験があったりとても参考になります。

(私の場合、上位20件ほど見て情報を得ています。)

また、日本語だけではなく英語や韓国語、中国語など

多言語で検索すると有意義な情報が手に入りやすくなります

(特に英語での検索は日本語での検索と比べると

数が多く、質が高いです。)

現在ではグーグルで翻訳される場合もありますしね。

知っている人なら知っているサイトですが、

下のサイトは油絵の独学ではずいぶん参考にさせていただいております。

西洋絵画の画材と技法

ありがとうございます。

油絵独学方法3:実践する

情報を集めてこれはいいなと思ったら、

さっそく実践してみましょう。

リンゴを描く場合もそうですが、可能な限り実物を見ましょう

写真でもいいですが、

写真の場合、写真自体に補正がかかったり、

細部の省略が生まれたりしてしまいます。

(例えば、影の部分がすべて黒になってしまったり、

微妙な凸凹が滑らかになってしまったりしてしまいます。)

なので[su_highlight background=”#fbf808″]可能なら実物を見て絵を描くことをおすすめ[/su_highlight]します。

私も絵画の構図を作るとき、写真を使用しますが、

必ず、実物を見て質感や色を心に留めています。

油絵独学方法4:改善する

実践した後に、よくできたところと、改善点を探しましょう。

良かった点は自分の長所としてほめる点ですし、

改善点はよりよい作品になるためのステップだととらえましょう。

良かった点は些細なことでもいいです。

例えば

  • 絵を描く時間を確保できた。
  • 最後まで描ききることができた。

でもいいです。

リンゴを例にとると、良かった点は

  • 形を捉えることができた
  • 光の当たる部分の立体感は良くつかめていた。

等があります。

改善点の場合

  • 影の部分が単純に黒を塗っただけになってしまい、影の立体感がない。
  • 形をとるのに時間がかかってしまった。

があります。

油絵独学方法5:改善案を出し、実践する

改善点が見つかったら、改善案を出し、それを実践しましょう。

りんごを描いたときの改善点の

「影の部分が単純に黒を塗っただけになってしまい、影の立体感がない。」

は、自分は混色の知識・技量がなかったから、

影の色を作るときの混色をする方法を探したり、練習しよう。

「形をとるのに時間がかかってしまった」

では形をとる方法を調べて、デッサン・クロッキーなどで数をこなして

形をとるスピードを上げてみよう。

など、[su_highlight background=”#fbf808″]どんな知識がたりないのか、どんな技術が足りないのか。[/su_highlight]

可能な限り、メモにして残しておきましょう。

そしてその残したメモを使って実践と改善を繰り返していきます。

このサイクルを繰り返せば、絵は上手くなると考えます。

結局、実践したものが上手くなる

ここでは初心者が油絵を独学するときに、どうすればいいのかを

具体的な方法を挙げました。

結局のところ、油絵を独学をする人は失敗してもいいので、

どんどん実践することが大切です。

最大の成功はすることであり、

最大の失敗はしないこと

だと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

他にも油絵を独学するための知識や、技術を共有しているので、

良ければそちらもご覧ください。