みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。今回はびじゅチューン!『夢パフューマー麗子』のモデル『麗子微笑』を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『夢パヒューマー麗子』のモデル・元ネタ
タイトル | 麗子微笑 |
作者 | 岸田劉生 |
制作年 | 1921年(大正10年) |
材料/技法 | カンヴァス・油彩 |
寸法 | 44.2×36.4㎝ |
所蔵 | 東京国立博物館 |
『夢パヒューマー麗子』のモデルは岸田劉生(以下岸田)作『麗子微笑』です。
この作品は岸田の娘である麗子をモデルとした作品です。
大きなおかっぱ頭、小さな手。
肩掛けは毛糸の質感が伝わってくるように緻密に描かれています。
背景には不思議な空間が描かれています。
彼女の何とも言えない微笑は「日本のモナリザ」と題しても差し支えないでしょう。
麗子微笑に漂うなんとなく不気味で不思議な印象を彼は「デロリ」と言いました。
岸田劉生の「デロリ」
『夢パヒューマー麗子』の歌詞の一部に「デロリ」という言葉が入っていましたが、これは岸田劉生の造語です。
「デロリ」とは、グロテスクであり奇怪な世界が表現されたもののことを言います。
日本の美術作品にある独特の生々しさや、濃厚な表現もこのデロリに当てはまります。
まとめ
『夢パヒューマー麗子』の元ネタは岸田劉生作『麗子微笑』です。
麗子は岸田劉生の娘であり、何とも言えない不思議な空気感が魅力です。
『夢パヒューマー麗子』の登場人物・小ネタ
悪夢にうなされる丑三つ刻。
麗子は悪夢と戦います。
右手のミカンを剛速球で投げ、うなされる男性の夢をミカンフレーバーに。
悪夢をデロリのアロマで眠らせます。
悪夢は燃えるゴミへ。
『噴火する背中』の夫婦
旦那さんが悪夢にうなされていましたね。
一瞬ですが、作品の最後に奥さんが出ました。
右下の歌詞係
右下の歌詞係の人は『麗子微笑』の作者岸田劉生だと考えられます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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