みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。
今回はびじゅチューン!『新メンバーは空間の鳥』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。
それではよろしくお願いします。
『新メンバーは空間の鳥』のモデル
タイトル | 空間の鳥(くうかんのとり) |
作者 | コンスタンティン・ブランクーシ |
制作年 | 1923-1940年 |
材料/技法 | 大理石、ブロンズ |
寸法 | |
所蔵 | 横浜美術館 |
『新メンバーは空間の鳥』の元ネタ・モデルは
コンスタンティン・ブランクーシ作
『空間の鳥』です。
現在は横浜美術館が所蔵しています。
一見
ハイセンスな柿の種
みたいな作品ですが、
一体作者は何を表現しているのでしょうか。
その意味を探っていきましょう。
コンスタンティン・ブランクーシて誰?
まず初めに『空間の鳥』の作者ブランクーシ
について触れます。
彼は20世紀のルーマニアを代表する彫刻家です。
抽象的でシンプルな作品を多く製作しました。
その装飾やデザインを削り落とした作品は
ミニマル・アートと呼ばれるジャンルの
先駆けとされています。
学生時代は
オギュートス・ロダンに憧れ
彼の工房に弟子入りしていましたが、
「大樹のもとでは何も育たない」と言い
わずか2カ月でやめてしまいます。
その後、抽象的な彫刻作品を残しています。
ちなみにロダンは「考える人」や「地獄の門」
で有名ですね。
考察!『空間の鳥』が表現していること
ではそんな彼の代表作『空間の鳥』
は何を表現しているのでしょうか。
ブランクーシはものの姿ではなく、そ
の中にある本質を表現しようとしました。
たとえば、私たちが飛んでいる鳥をみたとき
羽根一枚一枚を見て鳥を見ているのではありません。
細部は省略しまわりの空間を見ているわけです。
(カタマリとしてみているわけです。)
彼はその空間を極限まで
シンプルにそぎ落として
鳥を表現しているわけですね。
つまり「空間の鳥」は
飛んでいる鳥の空間を表現している
と考えられています。
言いかえれば『空間の鳥』は
鳥の本質をとらえた作品
と言うことができます。
「空港もスッと通れなくて」の歌詞の意味
『新メンバーは空間の鳥』の歌詞の中に
「空港もスっと通れなくて」がありますが、
これは『空間の鳥』が
飛行機で持ち運ぼうとしたときに
あまりにもシンプルな作品から
空港の人から美術品ではなく
工業製品としてジャンル分けされて
関税をかけられたことに由来していると考えられます。
びじゅチューン!『新メンバーは空間の鳥』
あらすじ
LUVラカタVLA(ラブラカタブラ)の
新メンバー「空間の鳥」は何もしなくて
歌わない、動かない、ただ立っているだけ
の黄金の彫刻。
初登場時は案の定、何をしたいのかわからず
炎上してしまいます。
プロデューサー迫田Pは
「違和感にひそむ新感覚。
それが時代を越えるんじゃない」
と一言。
家事もしないし、家に置くとでかいだけ。
だけど、そんな状況にも慣れちゃって
メンバーたちは新しいステージへ飛翔していきます。
登場人物
「新メンバーは空間の鳥」の登場人物は
- うさぎ
- クマ
- ふみちゃん
- ナマズ
- 梅あゆみ
- とげとげの彼氏
が登場しました。
とげとげの彼氏以外は
LUVラカタVLA(ラブラカタブラ)のライブの
観客席にいます。
是非探してみてください。
ウサギはびじゅチューン!「電気さえあれば」
で主役をつとめました。
クマは「鮭ミラーボール」で
鮭を取ろうとしていましたね。
ふみちゃんは「祖母のコロッセオハット」
で主演をつとめたおばあちゃんです。
ナマズは「竜田川にフタをする」で
主演をつとめました。
梅あゆみは「紅白梅図屏風グラフ」
で人生を歌っていました。
真剣なまなざしから、
勉強のためにきているのかなと感じました。
とげとげの彼氏さんは空港で登場しています。
「地元が快楽の園」で
デートをしていましたね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。
そちらも是非ご覧ください。
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