『青い煙、走る』の元ネタ・モデルを解説。びじゅチューン!の作品紹介

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岩下幸円(イワシタコウエン)
愛知県在住の芸術家。 独学で絵を学びたい人に役に立つ情報をシェアしています。 色彩検定2級を取得。 小学校教諭一種免許を取得。 寝ている生物(特に猫)が好きです。

みなさんこんにちは、岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はびじゅチューン!『青い煙、走る』のモデル(元ネタ)を紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

『青い煙、走る』のモデル

タイトルサン=ラザール駅
作者クロード・モネ
制作年1877年
材料/技法油彩、キャンバス
寸法75cm×100cm
所蔵フォッグ美術館、パリ

『青い煙、走る』の元ネタ・モデルは

クロード・モネ作

『サン=ラザール駅』です。

現在はフォッグ美術館が所蔵しています。

この作品の特徴は何といっても

青い煙ですね。

その意味を探っていきましょう。

クロード・モネって誰?

まず初めに『サン=ラザール駅』の作者

クロード・モネ

について触れます。

彼は印象派を代表するフランスの画家です。

代表作は『睡蓮』が一番有名ですね。

モネ作『睡蓮』1906年 シカゴ美術館 1909年の「水の風景連作」展出品作の一つ

この作品は一度なら見たことがあるんじゃないでしょうか。

ビジュチューン!『睡蓮ノート

のモデルになった作品でもあります。

他にも『印象、日の出』という作品も有名です。

このような作品ですね。

印象派の名前の由来にもなりました。

『サン=ラザール駅』

現在のサン=ラザール駅

サン=ラザール駅はフランスのパリにあるターミナル駅です。

1837年に建てられました。

その6年後には移転され、さらにパリ万博に向けて

改修工事がなされました。

それによって現在でも残る

大きな三角屋根と鉄とガラスによる

近代的な建築が印象的な駅となりました。

当時は蒸気機関車が走る駅でした。

蒸気機関車は今でこそ昔の技術ですが

当時は最新の技術で当時の人々には目新しいものでした。

そんな蒸気機関車が出す

蒸気や煙は日の光にあてられ

多彩な色を放っていました

モネはこの煙に惹かれ作品を描いたのではないでしょうか。

びじゅチューン!『青い煙、走る』

あらすじ

今日も煙を出して走る機関車。

セーヌ川に沿ってパリを目指します。

終着駅はサン・ラザール駅。

だけどなんだか今日は不安がよぎります。

そう、博士とロボがこっそり忍び込んでいます。

博士は印象派のエナジーを

濃縮した絵具をタンクの水に溶かしてみたら

どうなるのか実験する様子。

すると機関車は青い煙を吐きました。

印象派のエナジーで列車は

暴走してしまいます。

一時はどうなるかと思いましたが

何とか止まりました。

忍び込んだ博士とロボは

どこかへ連れていかれます。

登場人物

「青い煙、走る」の登場人物は博士とロボですね。

毎回色々な実験と考察をしている彼らですが、

ビジュチューン!『歩く泡』では

思いつきで作った謎の泡実験をしたり、

『博士、それ象牙多層球ですよ』では

新生物の発見か?

といろいろと考えを巡らせています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも『びじゅチューン!』作品のモデル・元ネタをまとめて紹介しています。

そちらも是非ご覧ください。

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