テレピンとペトロールの違いって何?

テレピンとペトロールの違いっていまいちよくわかりませんよね。

僕は油絵を始めたときに画材屋さんで

テレピン、ペトロール、リンシードオイル、ポピーオイルなどが整然と並んだビンの棚には違いがわからず

とりあえずペインティングオイルを買ってやり過ごした経験があります。

そこで今回は揮発性油代表のテレピン、ペトロールの違いを紹介していこうと思います。

それではよろしくお願いします。

テレピン(ターペンタイン)とペトロールの違い

テレピン(ターペンタイン)とペトロールは、揮発性油(きはつせいゆ)という揮発(きはつ)して無くなってしまう油です。

ちょうど水のような感じですね。

揮発性油は絵具をさらさらにして描きやすくするために使用されます。

テレピンとペトロールの違いには、原材料、臭い、揮発性、溶解性、筆さばき、艶感があります。

原材料

テレピンとペトロールの違いの一つとして原材料があります。

テレピンは松の樹脂を精製して作られた植物由来の揮発性油です。

一方、ペトロールは石油を精製して作られた好物由来の揮発性油です。

よく塗料などで使用される「シンナー」や「うすめ液」などと原材料がほぼ同じですね。

臭い

テレピンとペトロールも原材料の違いから臭いも異なります。

テレピンの場合、原材料が松なので、松の樹脂のようなツンとした香りがします。

ペトロールの場合、鉱物由来なので、ガソリンや灯油などの何とも言えない独特の臭いがします。

慣れない人にはきつく、長期間嗅いでいると気分が悪くなるので、しっかりと対策をてくださいね。

揮発性(きはつせい)

テレピンとペトロールでは揮発にかかる時間も違います。

テレピンの方が揮発する速度がはやく、ペトロールがゆっくりと揮発します。

ただ両方使用しますが、気になるレベルの違いではないです。

溶解性

テレピンとペトロールの違いとして溶解性も異なります。

テレピンは溶解性が強く、ペトロールが溶解性が弱いです。

溶解性が強いと、油絵具に含まれている樹脂(ダンマル樹脂)などを溶かすことができます。

逆に溶解性が弱いと、樹脂(ダンマル樹脂)などが完全に溶けず、白濁するなどしてしまいます。

ダンマル樹脂

実際、ペトロール(鉱物系溶剤)でダンマル樹脂を溶かす実験をしましたが、

1回目は白濁してしまい、2回目は完全に溶かすことができませんでした。

筆さばき

テレピンとペトロールで一番の違いはここにあると思います。

一番初めに紹介した原材料の違いでテレピンは松の樹脂が原材料と紹介しました。

このテレピンが酸素に触れると酸化してテレピンの一部が樹脂になり

少し粘りがでるので、筆さばきに粘りが出ます。

逆にペトロールはそういう現象が起きず、さらさらしたままの筆さばきになります。

ツヤ感

テレピンとペトロールが揮発した後の画面にも違いが出てきます。

これは筆さばきで説明したテレピンの樹脂化が関係しています。

テレピンで溶かした油絵具の場合、樹脂が関係しているのか、油絵具特有のツヤ感が若干出ます。

逆にペトロールの場合、マットな画面・質感になります。

結局どっちを使えばいいの?

結局どちらを使えばいいのかは人の好みになります。

おすすめするのはテレピンです。

テレピンはペインティングオイルにも含まれていたり

ダンマル樹脂を溶かすことができるので

テレピンの方が不具合が少なく使いやすいです。

まとめ

テレピンとペトロールの違いは、原材料の違いによってさまざまな違いが生まれます。

テレピンは松の樹脂を利用した植物由来の揮発性油で

樹脂を溶かすことのできる溶解性があります。

また、酸化することで粘りが出たり、揮発した後に画面にツヤを若干与えます。

一方ペトロールは、石油からとれる鉱物由来の揮発性油で

ゆっくりとした揮発性があります。

揮発した後にはほとんど残留物がなく、画面をマットな質感にします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

テレピン、ペトロールについてもう少し掘り下げた記事もあります。

良ければそちらもご覧ください。

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