ファインアート(純粋美術)とは何?対義語との違いや意味を解説

ファインアート(純粋美術)と応用美術の違い

純粋美術?応用美術?ファインアートって何?対義語の応用美術との違いは一体何?そんな疑問に答える記事です。

こんにちは岩下 幸圓(イワシタ コウエン)です。

今回はファインアート(純粋美術)について紹介していこうと思います。なんか聞いたことのあるような名前ですが、一体ファインアート(純粋美術)て何だろう。

ファインアートじゃないものってどういうもの?という疑問に答えていこうと思います。

それではよろしくお願いします。

言葉の意味

辞書

ファインアートとは美術的価値を専門に行う活動や作品のことです。日本では純粋美術と表現されます。なんだか難解でよくわかりません。

とりあえず、これに該当するものを例に挙げてみましょう。

分類されるもの

これらに分類されるのは特に絵画や彫刻などが分類されます。

例えば絵画ではフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』や『牛乳を注ぐ女』などが挙げられます。

真珠の耳飾りの少女
フェルメール作『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)』

また彫刻ではミケランジェロの『ダヴィデ像』や『ピエタ』などが挙げられます。

ミケランジェロ作『ピエタ』

その他にもダンスや詩、建築、音楽なども含まれています。

なんとなく「美術」と聞いて浮かび上がってくるものがこれに分類されます。

ではどのような定義で分類されているのでしょうか。

つまりファインアート(純粋美術)とは

ずばり、実用的ではない美術と言えます。

美術とはもともと服や家具、食器、などの日用品への装飾というあくまで付属的なものでした。

それらがだんだんと板に描かれ始め、キャンバスとなりました。

また、建物の柱や壁に装飾として使用されていた彫刻は、像や立体作品として独立し始めました。

この独立し実用性から離れ、「純粋な美」だけ残ったものがファインアート(純粋美術)となりました。

逆に応用美術とは何でしょうか。

応用美術

ファインアート(純粋美術)の対義語である応用美術は美術を日用品に応用したものです。

つまり、応用芸術は実用的な機能が前提で、そこに付属する形で美術があります。従来の美術のあり方とも言えます。

純粋美術と応用美術の違い

ファインアート(純粋美術)と比べるとその枠は大きく、陶磁器やバイク、ギターやペン、眼鏡などの日用品が応用美術と言えます。

イラストや工芸、デザイン、工業製品なども応用美術に該当します。

純粋美術と応用美術の境界線

しかし、これらの境界線はだんだんと曖昧になっていきました。

そこにはダダイズムが関係しています。

ダダイズム

マルセル・デュジャン作『泉』

上の写真、ご存知ですか?

これもれっきとした芸術作品です。

マルセル・デュジャン作『泉』は、男性用小便器にサインをした作品です。すごく混乱しますよね。

マルセル・デュジャン

純粋美術か応用美術かで言えば「応用美術」の、さらに工夫もされていない製品です。つまりダダイズムはこのような芸術活動なのです。

ダダイズムは第一次世界大戦により生じた混沌と虚無の中で、今までの常識や根底を否定、攻撃、破壊する活動のことを言います。

今までの常識を覆してますよね。ファインアート(純粋美術)の外にあった応用芸術が実はそれに含まれていたのですから。

ポップアートを代表するロイ・リキテンシュタインと彼の作品

その後のアメリカに起こったポップアートと呼ばれる芸術活動もその境界線を曖昧にしました。

ポップアートは大量生産・大量消費をテーマとして、漫画や雑誌、広告などをモチーフにして表現します。

今まで応用芸術にいたイラストレーションが純粋美術になったのです。

今までの純粋美術の枠
枠がなくなり境界線が曖昧になる。

まとめ

ファインアート(純粋美術)と応用美術の違いは、純粋に美だけをもとめているのか、実用性の付属かの違いであると言えます。

それらの境界線は曖昧となりいつか生活すべてが美術と定義されるのかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも作品の解説をしていますのでぜひそちらもご覧ください。

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