アキーラ(クサカベ)とデュオ(ホルベイン)の違いって何?

アキーラ(クサカベ)とデュオ(ホルベイン)が気になって調べてみると

両方とも「水で溶ける油彩絵具のようなタッチのもの」と書かれていました。

じゃあ、アキーラとデュオの違いって一体何なの?

と言うことで今回は、クサカベから発売されているアキーラ(クサカベ)とデュオ(ホルベイン)の違いについて紹介したいと思います。

それではよろしくお願いします。

アキーラ/AQYLAとデュオ/Duoの違い

アキーラ/AQYLA(クサカベ)

アキーラはクサカベから販売されている絵具です。

アキーラの中身を見てみると原材料には

  • 顔料(色のついた小さな粒)
  • 水性アルキド樹脂(顔料をつなげる接着剤)

が含まれています。

つまり、アキーラは水でも溶ける樹脂が接着剤として使用されています。

しかも、油にも溶けるので油彩絵具と一緒に混ぜて使用することもできます。

また、表面はアクリル絵具のようにすぐ乾き

中身は油彩絵具のようにゆっくり乾燥するので、片づけや修正がゆっくりできます。

アキーラ/AQYLAについて詳しく見る

デュオ/Duo(ホルベイン)

ではデュオはどうでしょうか。

デュオの原材料は

  • 顔料
  • 乾性油
  • 界面活性剤(かいめんかっせいざい)

と考えられます。

顔料+乾性油で油彩絵具になりますので、

油彩絵具に界面活性剤を加えた絵具と言えます。

界面活性剤とは本来混ざらない水と油を

混ざりやすくするために使用されるものです。

身近なものだと石鹸などの洗剤にも界面活性剤が入っています。

(油汚れが落ちるのは界面活性剤のおかげなんですね。)

なので、本来水に混ざらない油彩絵具が水にもなじめるように

界面活性剤を入れたのがこのデュオと言うことです。

しかし、本来は油彩絵具なので

普通の油彩絵具や油彩画用の画用液を30%以上 混ぜると水では溶けなくなる

と言うことがあるので少し注意してくださいね。

デュオ/Duoについてさらに詳しく見る

アキーラとデュオの違いまとめ

アキーラとデュオの違いをまとめると以下のようになります。

アキーラとデュオの違いの表

最後までご覧いただきありがとうございました。

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